松の柄の附け下げ・そして「春は青春」を思い出せ

 今日から来る21日からの卯月展に向けての会場作りに入りました。

いつものことですが、和雑貨コーナーから商品の入れ替えも含め商品の移動です。

 

この作業が混雑で、一つ一つコーナーごとにまとまられた商品を取り除いてから、新たにディスプレーをやり直す訳ですが、その時は足の踏み場がない状態になるくらいに売り場が乱れ、それはもう大変・・・。

お越しになられたお客様には、大変ご迷惑をおかけしております。

 

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ここのコナーはお香関係の商品が集められていますが、娘たちが(商品)が気持ち良くお客様とお見合い出来る環境を整える。

そのことに力を注ぐ一日でした。

 こちらの商品はネットショップでもご紹介しております。

 

明日は畳を入れ売り場を広げる予定でいますが、お客様に楽しんで頂ける会が開けるよう頑張りたいと思っているところです。

 

とは言いながら、地味な仕事が続くことでもあり、ボヤキがブログ記事になるかも・・・。

 

 

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このブログでは楽しい着物や帯をアップすることが多いかもしれませんが、今日は古典的な附け下げをご紹介してみましょう。

 

中高年向きの京友禅の松の柄です。

 

習い事をしている方には、抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか・・・。

品格もあり、お茶席の場やセレモニーなどの席にピッタリだと思います。

 

 

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京友禅の技法の一つでもある、手描き友禅に金箔や刺繍もあしらわれた本格派の附け下げです。

金や銀の帯でコーディネートすると格調ある着こなしになることでしょう。

 

卯月展にはこのような着物も沢山登場致します。

お近くにお住まいの方は、是非遊びにお越しになってみてください。

 

和雑貨から着物や帯に至るまで、店の娘たちは自分の出番を心待ちにしております。

 

 

ようやく春が来ましたが、私たちの地域も桜が満開になりつつあり、この週末は花見で賑わいを見せることでしょう。

 

春を使った漢字に「青春」がありますが、これは中国の「五行節」から来ているとか・・・

難しい話しでうまく説明ができませんが、五行節では「木火土金水」の五つが天地万物のすべてのものに当てはまると考えられていたそうです。

 

その中の「木」に対応する方角は東で色は青、季節は春。

「火」は南で色は朱、季節は夏。

「土」は中央で色は黄色、季節は土用。

「金」は西で色は白、季節は秋。

「水」は北で黒(玄)、季節は冬。

 

ここから青春(せいしゅん)、朱夏(しゅか)、白秋(はくしゅう)、玄冬(げんとう)という言葉ができ、人生に当てはめられるようになったそうです。

 

今では青春の言葉しか使われなくなっていて、辞書では「生涯において若く元気な時代」を意味します。

 

このようなことが本に書いてあり改めて目を通すと、春は青春なんだ・・・。

その時、生きることに怖がらなかった時代と今の自分をモノサシで比べる私がいました。

 

怖い経験をたくさんしてきたからでしょうか、それとも守るものが増えたからでしょうか、昔とはまったく環境が違います。

 

「春は青春」、この言葉を桜が咲く頃には思い出さないと・・・

まずは目の前に迫る「卯月展」、ガムシャラになれる自分を取り戻すぞ~・・・。

 

では、よい週末をお迎えください。

お休みなさい。

 

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