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昨日京都で見分けた商品が入荷し、店では商品値付けに追われる一日。
新しい娘たちが店に来たかと思うと、心も温かくなり、来店してくださったお客様にご紹介したくなります。
おそらく荷物を開けた瞬間が、もっとも喜びを感じるんでしょうね。
モチベーションを上げて、初夏の店作りに励みたいと思います。
そこで今日は、初夏の季節にピッタリなおしゃれな装いを、私自身楽しみながらコーディネートしてみました。
ご紹介致します。
単調な柄の小紋で、素材が撚りのある縮みになっています。
絹なのに麻っぽい風合いになった縞柄で、サラッとした肌障りが蒸し暑い初夏を優しく包みこんでくれるでしょう・・・。
色合いも涼しく5月の中旬ぐらいからお召しいただけるんじゃないかな~
この幾何学柄に季節を伝える蓮にトンボ柄に帯を合わせてみました。
蓮には水玉が浮かび涼しそうでしょ・・・。
その水滴に集まるトンボが印象的です。
節のある紬地に、刺繍で模様を浮かび上げらせているんですよ。
まさにこだわりの帯と言えるでしょう。
このコーディネートに鎌倉彫の草履下駄を合わせ、カジュアル感を出しました。
鼻緒の色は小紋のよろけ縞と同じ色にしているところがポインとかな~
このコーディネートに夏物の帯〆と帯揚げを入れてみました。
ブルーという選択肢もありますが、帯〆に爽やかな紫を使い、帯揚げはグリーン系と白のボカシに紫の模様が入ったものを・・・
この画像では判りにくいので、コーディネートの使ったアイテムを並べてみました。
こうして画像をアップすると黒いトンボがなんといってもおしゃれな装いを引き出しています。
今にも飛び立って行くみたいで面白いな~
先程の言葉を加えた帯揚げですが、帯揚げの中央で白とグリーンの色が左右に別れていて、桔梗が薄紫で描かれています。
幾何学模様の着物だけに、帯揚げに夏の表情が大胆に描かれたもので遊んでみました。
着物は爽やか素材のアッサリ系・・・
そこに蓮とトンボ柄を加え、帯揚げは桔梗という組み合わせ。
隠れたおしゃれといえば、草履下駄の側面にエンジとグリーンの色を入れているところかな~
これで完璧です。
私の好みで合わせましたが、ご覧になられていてかがでしたか?
コーディネート術は、ある意味自己満足の領域に入るのかもしれませんが、この組み合わせで日傘を持って町を歩いたら、和服のカッコ良さに見知らぬ人の心を釘付けにすることでしょう。
見てくださいこの下駄の種類と数、この反対側にも下駄が所狭しと並んでいて、下駄やさんかと思うくらいの品揃えになりました。
この春「町のぞうり屋さん」という触れ込みで、新しいサービスをスタートしたこともあって、下駄の修理だけではなく、品揃えにもこだわりたいと考え、選んだ来たきたらこのとおりです。
度が過ぎたかもしれません。
こうなれば、欲しくなる魅力作りを考えるしかありません。
まだ浴衣商戦にスタートラインに立っていないのに、下駄の量で お尻に火は点きました 。
お母さんがいたなら、間違いなく呆れていたでしょう・・・。
頑張らないと・・・。
この下駄を何処に並べるか、明日考えることにしました。
ということで、これにて今日を閉じることに致します。
皆さん・・・お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







