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気持ちのいい一日でした。
いつもより早く目が覚めた私は、洗濯機を回すことから朝が始まります。
茶の間の窓を開け、流しでお湯を沸かしながら食器などの後始末、そして、お湯が沸くと豆をひいてモーニングコーヒーを楽しむのがいつもの日課。
洗った洗濯物を干しに庭に出ると、今年初めて耳にするカッコウの鳴き声が青空に突き刺すように響き渡ります。
特別変わったことが起きた訳でもないのに、幸せの姿がそこにはありました。
京都で買い求めて来た夏菓子が、気候の変化でお客様にお出しするタイミングを失っていて、爽やかな日になったこともあり、この菓子をお出しすると、とても喜んでくださいましてね~
フェースブックに書き込みをすると言って写真を撮ろうとしていたもので、私も一緒になって撮らせてもらいました。
なんでもないことでも、このように感激していただけると、おもてなしをした甲斐があります。
そして、このお天気につられるようにして、夏お召しをコーディネートしてみました。
それも涼しそうに・・・。
街着としての夏着物の提案です。
着物と帯を白系統で合わせ、帯のお太鼓にブルーと水色の柄を主役に持って来てみました。
浮かび上がる花模様が実に涼しそうです。
合わせたカゴバッグのデザインも優しいでしょ・・・。
夏を演出してくれています。
正面の腹の部分もマイルドな色合いでコーディネートしてみました。
色が少ない分、涼しさを感じていただけるのではないでしょうか。
ここで一つのポイントとして、ベースの着物が白っぽいだけに、藍で染めた半衿を重ねてみました。
種類は小千谷縮みの麻素材です。
描かれたメダカ柄が涼しさを誘っているではありませんか・・・
このようなコーディネートもなかなか面白いのでは・・・
言葉が足りていませんが参考にしてみてください。
陽気が良くなり、来店客が増え始めています。
内容が伴っている訳ではありませんが、お客様の笑顔に元気付けられていることが解ります。
そして、明日はどんな日になるだろう・・・
かすかな期待が、喜びを持てるまでになりました。
明日も午後に寄ってみたいという電話をいただきましたが、こうして店の存在を認めていただけていることに感謝申し上げたいです。
それでは爽やかな一日にお別れを告げ、今日を閉じることに致します。
お休みなさい。