◆
大地や新緑の草木を濡らす雨は店に静けさ呼び込む一日になりました。
涼しさは何処か物悲しさを感じさせるところもありますが、同時に四季の爪跡を残す風情もあり、疲れた身体を癒してくれています。
つかのまの休息日になったのかも・・・
5月も残りわずかとなっているのに、随分のんきなことを言っていますが、季節は梅雨から夏へと向かい始めています。
着物愛好家の方には、これからの暑さ対策に知恵を絞る時期に入りましたが、私の店も過ごしやすい商材をいくらかでもご紹介できたらと考えているところです。
そこで今日は着付けに欠かさない小物の中から、夏用の伊達締めをご紹介してみようと思います。
伊達締めと言ってもさまざまな素材がありますが、ここにアップしたのは通気性のすぐれた紗織りの本筑伊達締め(ほんちくだてじめ)というものです。
博多織りの絹製品で、暑さ対策に優れた商品と言えるでしょう・・・
ご理解がいただけるよう画像を大きくしてみました。
ネット状に織られている感じが解るかと思いますが、適度な張りを失うことなく通気性を良くするものです。
着物初心者の方に伊達締めが何であるかが解らないかもしれないので説明を加えておきます。
着付けに使う小物の一つで、女性が長襦袢や着物のを掛け合わせ際に、ずれないように幅の狭い帯を胴に巻き付けてから結び固定するものです。
身近な着物では、浴衣を着たときに浴衣帯をする前に使う道具で、浴衣がずれないように板状のもので固定する小物になります。
汗が流れる季節にはこのような紗の伊達締めがあると暑さ対先になると思います。
説明が足りていないかもしれませんが、どうか参考にしてみてください。
ちなみにお値段は¥7、560 (絹100%)にて店頭に出しております。
とことで「着物で遊ぶ会」の下見に行っまいりました。
第一候補の石川県立美術館とその周りの文化施設を散策するプランです。
昨年オープンしたばかりの仏教哲学者・鈴木大拙(すずきたいせつ)館を外側から見た映像。
森林公園の歩道
松風閣庭園。
兼六園や21世紀美術館も徒歩数分の距離にあり、着物で散歩するのも悪くないかも・・・
そんな感想を持って戻ってきたしだいです。
今晩も昨日に引き続き着付け教室が行われていますが、気が散って文が書けなくなっています。
なので、これにて終わることに致します。
では、お休みなさい。