附け下げに合わせる名古屋帯

 お琴を習われているお客様が、附け下げのアフターをお持ちになられた際に、附け下げに合わせる名古屋帯を紹介して欲しいとの相談をいただきました。

 

その方は40歳半ばの方で、お琴の発表会での着こなしが、最近は附け下げや訪問着に手抜きをして名古屋帯を締めている方が増えていているというのです。

 

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お琴の発表会となると古典柄の着物が多く、袋帯がふさわしいと思いますが、附け下げに合う名古屋帯を見立てて欲しいとの希望。

 

そうなると袋帯に変わる名古屋帯となると一般的にはつづれ織りの名古屋帯になりますが、他にも心当たりの品があるので探してみましょう・・・と、いうことで宿題をいただきました。

 

 

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ここに水色系の地色に菊の模様の帯があります。

品が良くて格調高い風貌をしていますが、この帯は名古屋帯です。

 

刺繍をあしらい、薄く箔を引いているのでしょうか、お太鼓にすると袋帯のような表情をかもし出します。

 

このような種類の帯だとボリュームのあり、附け下げにに合わせても見劣りすることがありません。

勿論、色無地や小紋にも合わせられる帯ですが、最近このようなボリュームのある名古屋帯が作られています。

 

先程のお琴の会の話しではありませんが、袋帯に変わる名古屋帯を求める方が増えていることと結び付くところがあるのではないでしょうか・・・。

 

 

きもののTPOは業界側が作ったものです。

新しい着物が市場に生まれるのは、柄や色、そして生地だけではありません。

着こなし方だって変化を求めてるから、流行というものが存在するのだと思います。

そして、その事が時代を作っていくのです。

 

我々は柔軟性を持ち、微妙なさじ加減を間違えないように、おしゃれな提案が出来る店でありたいものです。

 

 

今日もいろんなことがあり、疲れがピークに達した時間帯がありました。

不思議なもので、一日が終わろうとしているこの時間になると混乱していた時のことが嘘のように気持ちも落ち着き冷静に振り返ることが出来ます。

 

おそらく皆さんも思うようにならないいらだち持って、一日を終えているのではないでしょうか。

日々その繰り返しですが、心を豊かに持てるコントロール術も備えておかないと身体が持ちません。

 

私の場合は気心の知る人と話をしたり、音楽を聴くことなのかもしれませんね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

お休みなさい。

 

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