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ここに来て浴衣が勢いよく動き出しました。
今日も朝からお客様が続き、その目的は浴衣。
この日が来る事を信じて我慢をしていた甲斐がありました。
というのは、周りは夏物バーゲンを打ち出しているなかで、店内の割引商品はほんのわずか・・・
なのに、お越しになられるお客様は、自分に似合う浴衣を見立てて欲しいとのご希望の方がほとんどで、お値打ち品が優先でないことに着物屋として光栄に思っています。
浴衣は着物消費のすそ野を広げてくれる商材です。
しかし、着物に関わりが少ない人達にとっては、量販店に下がっている浴衣が自分に合ったものなのかが判断できないところがあるのではないでしょうか・・・。
例えば、好きな柄の浴衣が自分の年代に合っているのか、または、顔映りがどうなのか、帯とのコーディネートも適切なアドバイスがないと心配です。
他にも既製品が自分の体形に合っているのかも気になるところです。
巧みなセールスに不安を感じているのではないでしょうか・・・。
そして、最もお客様が関心を持っていることは、自分だけにオンリーワンの浴衣を欲しがっていることを感じます。
たかが浴衣ですが、お客様が求める価値は割引率ではなく、美しくしくなるところに価値を求めている。
そこが大きなポイントだと考えています。
おそらく、これから月末までの短い期間に駆け込み需要が増え、浴衣が注目されるでしょう・・・。
日に日に着物や帯が少なくなってことが考えられるので、今年新調したいと思っている方は一日でも早く行動に移してください。
どうか、浴衣選びのショップの中に、この店も頑張っていることを忘れないでください。
写真の品は竺仙さんの綿紅梅の浴衣地です。
夏に着物としてもお召しになれることから、きもの通の方々にお勧めしたい品でもあります。
お値段は¥59、850
参考にしてみてください。
毎日考えることがたくさんあって、8月号の「あ・うん」がまだ仕上がっていません。
焦っています。
明日にはなんとしても仕上げたいと、空白の個所を眺めながらネタ探しをする閉店後の時間でした。
では、今日はこの辺りで閉じたいと思います。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







