夏本番を前にして、本屋さんのファンション誌に2018年度の新作ゆかたが掲載されるようになりました。
ゆかたこだわる店としてはビジネスチャンスが広がろうとしていて、店作りに生かしたいと考えているところです。
そんな折に、たまたま婦人雑誌「フィガロ7月号のP116」に、原由美子さんが連載されている「きもの上手」に店が用意した浴衣地をコーディネートしたものが載っているとの知らせがありまして、今日はその品を紹介させていただきたいと思います。
それはグレー地の雪の結晶柄と雪輪の模様で、原由美子さんとは趣が違う合わせ方で提案させていただきます。
その浴衣地がこちらです。
淡彩な色使いですが、雪の結晶柄で浴衣なんて素敵だと思いませんか?
私はこの浴衣に紗織りの白地の単衣帯を合わせて、小粋な女性を想像してみました。
しかしコーディネートが淡白な感じがしたもので、帯回りに私なりの演出を加えてみました。
紫の三分紐にトンボ玉でポイントを作り、兎の帯飾りで面白さを添えて、氷のようなかんざしを加えて、雪の結晶とのストーリーを創りだしたものです。
紗織りの帯をよく見ると、エンゼルフィッシュのお魚が浮かび上がっていまして、帯回りに若さを集めてみました。
渋い着こなしに明るさが加わり、小ジャレタ大人の着こなしがお伝えできたのではないかと思っております。
ところでこの浴衣地は男性が着こなしても可笑しくない模様で、男性用の浴衣としてコーディネートした画像も紹介させていただきなす。
それがワインの色の角帯と下駄を添えたは画像です。
お洒落でしょ・・・
これまでにない男物の浴衣かと思っていますが、貴方は男物と女物と、どっちがお好きですか?
この浴衣は竺仙さんから出されているもので、お値段は税別で¥36,000となるものです。
まだお嫁入りが決まっていないので、お手にされたいとお考えの方は早めにご連絡をいただけたらと思っております。
ちなみのオーダーメイドのお仕立て代は、男女を問わず、税込価格¥10,000にてお受けしておりますので、参考にされてみて下さい。
話題は替わりますが、「危険なタックル」問題で世の中を騒がせておりますが、ワイドショーなどで「危機管理」というワードがよく出てまいります。
メディアでは組織や指導者に向けられた管理責任を指しているものだと解釈しておりますが、経営にも危機管理があることに気づかされています。
毎月月末になると仕入れ先が店に立ち寄ってくれていますが、誰もが現状の厳しさを呟くだけで、その対策を何か持っているかといえば、そうではありません。
適切な表現ではないが、和装の世界に問題意識を持っていても現状に流されていて、危機管理ができているとは言いにくいものがあるのではないでしょうか?
問題が起きる前に対策を講じることが危機管理だとしたら、タックル問題も着物離れも同じに思えてなりません。
お客様を呼び寄せるには、何を変え何が足りないかを来る日も来る日も考えていますが、次なる一手が見つけられないことに危機感を覚えています。
その意味でも「危機管理」の言葉に”転ばぬ先の杖”が必要であることを教えられております。
話が噛み合っていなかったかもしれませんが、今日はこれで閉店と致します。
では、お休みなさい。