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昨日は夜更かしが過ぎました。
朝寝坊してしまって、開店ギリギリに店に出るという朝の慌ただしさ。
店を開けると、待ちかねていたかのように京都からの荷物は入ってくるは、お客様の来店も二組同時に重なるはでてんてこ舞い。
スタップが休みなもので、気持ちが落ち着いたのはお昼頃だったかもしれません。
寝不足が段取りも含め、午後からのパワーを奪う一日だったかもしれませんね。
それでは投稿です。
寒さも増してきたことでもあり、今日は防寒用のそ草履を紹介したいと思います。
登場するのはこの2点の草履です。
冬対策にふさわしいフード付きの衣を身に付けた履き物って感じがするでしょ・・・。
詳しく説明を加えたいと思います。
まずはこちらが珍品とも言える防寒草履で、素材がアザラシの毛で誂えた品です。
アザラシはワシントン条約で輸入が規制されていて、2・3年前に店に入ってきて以来なかなか手にすることができなかった草履です。
冬を迎える度に、仕入先の担当者に確保してほしいことを伝えておいたことが正解でした。
市場に少ない商品だと欲しいと思う人も少なくなく、お得意様の中で入荷したら連絡を欲しいと頼まれている人がいるくらい隠れファンがいるんですよ・・・。
ちなみにお値段は6万円近くする商品です。
底は滑り止めにゴムが取り付けられていて、横巻きは雨に強い合皮を使って仕上げています。
雨の降る日や、冷たい風が吹く季節にピッタリの商品ではないでしょうか・・・
こちらは天然素材の毛ではありませんが、寒い冬の着こなしを考えると、足元を保温する草履があると、冬場に着物を着る機会があった時に安心です。
色もベージュで着物に合わせやすいのではないかな~
こちらも滑り止めのゴムが付いていて、お値段は¥24,150で店頭に出したいと考えています。
洋装の世界は、季節に応じて形や素材も含め機能性を考えた履き物が作られていて、その使い分けをよく理解しているにもかかわらず、和装になると意外と無頓着で一足の草履をオールシーズン履いている人も少なくないのではないでしょうか・・・
和装となると、それが許される時代になっていることが不思議でなりません。
これは小売店さんがお客様に提案をしていないことも考えられます。
どうか寒さ対策の草履が市場に存在していることをご理解ください。
これからパーティや初詣、年が明けると新年会やお茶会など着物をお召しになられる機会も増えるかと思います。
是非、参考にしてください。
こちらは男物の雨草履(あまぞうり)です。
自分の履き物にしたいと選んでまいりましたが、その前に店頭に出してお客様におしゃれな雨草履があることをPRしたいと考えています。
これからの着物の装いは寒さ対策も考えておかねばなりません。
今日はその第一弾を紹介させていただきました。
今朝届いた京都からの荷物の中に、見なれない大きさの箱が一つありました。
その箱を開いてみると、この籠花が・・・
仕入れ先の担当者から妻への心使いです。
あれから4年の過ぎたというのに、なんと義理堅い人でしょう。
いつまでも忘れないでいてくれてありがとう・・・。妻も喜んでいるに違いありません。
仏前に飾らせていただきます。
どうして私の周りにいる人達はこんなにも優しいのでしょう。
これもお母さんが築き上げた足跡なのかもしれませんね。
ところで風邪を引いた娘は、まったくと言っていいくらいの声が出ません。
熱はなさそうですが、この休みの間に快復するのでしょうか。
学校で大きな仕事が控えているだけに心配になります。
それでは今日はこの辺りで終わることとします。
日に日に寒さが増し始めたので、どうか油断をなさらないように万全を期してください。
お休みなさい。