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雨が降り続く土曜日、スタッフは休みでお客様も少なく、22日からの会場準備に時間を費やする一日となりました。
商品や器具を動かし、畳を入れて新しくディスプレーをする。
こんな作業を何十回繰り返してきたのだろう・・・
どんな時でも、お客様がお越しになられることをイメージして、もくもくと身体を動かす会場準備。
根気のいる仕事です。
さて今日は、「十五万円までの着物や帯の会」の商品の中から、江戸小紋をコーディネートしてみました。
ご覧ください。
この時期の天気を想像し、江戸小紋の柄の一つである「大小霰(あられ)小紋」を選んでみました。
着物地が紺地で、色のトーンが沈むことから明るい帯地を乗せ、模様に中にある紺でコーディネートのピントを合わせてみました。
今日のような天気には、雨草履も蛇の目傘も必要かと思って着物に添えてみましたが、これが普通の着こなし方で正統派と言えるかもしれません。
帯〆帯揚げも無難に合わせてみました。
主張も控えめでお茶席にピッタリでしょうね~
だけど、もっと普段に着こなしたい方には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、何を変えたらいいか判らない。
そんな方が随分いらっしゃるのではありませんか?
そこで隠れた部分からおしゃれにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
こちらは猫柄の長襦袢ですが、このような部分から楽しんでみても面白いと思いな~
自己満足の世界かもしれませんが、身につけているだけでワクワクすると思います。
袖口や振りから(袖の部分)チラリと猫の顔が覗き、それを目にした人は「おしゃれだな~」なんて心に留めることでしょう。
私は帯に合わせて、この二色を合わせてみました。
ベージュと黄色です。
控えめな方にはベージュがお似合いかもしれませんね。
手始めに、このよう部分からおしゃれのハードルを越えてみてみてください。
コツが解り始めると、その後は簡単です。
私の表現に無理があったかもしれませんが、一つの例えとして言葉にしてみました。
振り上げたコブシをなんとか降ろすことができてホットしています。
こうして何気なく記事を書いているように見えますが、記事自体は毛糸の玉みたいなもので、群がった糸をどこから引いた良いか毎日苦心させられます。
一つの記事にどれだけ文字を消していることでしょう・・・
毎日の積み重ねは、ピントが合わない生活を正すものになっていて、大きな力になっていることに気づかされます。
まとまらない記事になりましたが、これで今日を閉じることにします。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







