「ポチ袋とお年玉」その語源も探ってみました

 幕を開いた12月はミゾレを引き連れて訪れました。

今年も残すところひと月となりましたが、月が変われば憑き(つき)も変わる、そんな恵み多い月となればいいですね。

 

これから忘年会、クリスマスパーティ、冬支度、大掃除、お正月の準備、それに今年は国政の選挙もあり何かと慌ただしく日が過ぎて行くことと思います。

 

残された2012年をハッピーに終われるよう元気を出して頑張らないと・・・

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大きな話しになりましたが、今日の話題はとてもちっぽけな話しです。

どうかしばらくお付き合いください。

 

 

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とても愛きょうのある表情をした猫と鯛ですが、いったい何だと思われますか?

これはね~、ポチ袋なんですよ。

 

とても面白いでしょ・・・

形もユニークなら、付いている商品名もシャレています。

 

猫が「招きたい袋」で鯛が「お目出度袋」。

お正月にこのポチ袋を使うと、初笑いになるかもしれませね。

 

本体の大きさは約11×7㎝で3枚入り525の品となります。

ポチ袋ですが、写真のようにして額に入れてお正月飾りにしてもいいかもしれませんね。

 

数日前にこの商品の問い合わせがあり、今日の記事のしましたが、そもそもポチ袋の語源は芸妓さんや茶屋女などに与えるご祝儀だったみたいで、その祝儀を「ポチ」と言っていたそうです。

 

とても少ないことを「これっぽち」といいますが、「ポチ」には「ほんの僅か」という意味があるようで、僅かな金額を入れた袋を「ポチ袋」と呼ばれるようになったのかもしれませんね。

 

 

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店ではこのような和紙の「手刷りポチ袋」も揃えております。

お正月らしいでしょ・・・。

 

この中には巳年に活躍する「干支巳・梅ちらし」もありますが、どれも5枚入りで504円の品となります。(サイズ10×6㎝)

 

さらにちっぽけな話しになりますが、省エネを考えていらっしゃる方には、こちらがお薦めです。

 

 

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手刷りコインケースです。

ポチ袋のミニ判で6×5㎝の大きさのものです。

 

写真の500円玉が写っていますが、コインを入れて手渡すポチ袋と考えていただけたらよろしいかと思います。

こちらは5枚入りで472円の品となります。

 

数に限りがありますが、どうか参考にしてください。

メールでも受けるので気軽にご相談してみてくださいね。

 

 

「ほんの気持ち」と言って手渡す「お年玉」。

 

かつてお年玉は「お年魂」と書き、丸いお餅のことを指していました。

お餅には神様の力が宿ると考えられ、お餅を食べることでその年の「魂」をもらい、一つ年をとるとされていたのです。

そして、丸餅は家族や近所の子供に配られたりしました。

 

このお餅が「お年玉」と呼ばれ、金銭になったのは江戸時代のことだそうです。

 

日本の文化は形を変えて現在に至っていますが、そのルーツを探ると日本人の心が見えてきます。

なにがなく習慣として歳時記を過ごしていますが、その意味を伝えられる大人でいれたら、どんなに素敵なことか・・・

 

大切にしたい日本が、そこにあるのかもしれませんね。

 

 

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「おひな様展」の会場設営をしていた時に、仕舞い込んで忘れていた「加賀のれん」があることを思い出し、ここにかけてみました。

 

一間巾の「兼六園」の模様です。

 

このブログを始めた頃にご紹介したことがあるかと思いますが、この店がオープンした時に誂えたのれんです。

随分色あせましたが、「おひな様展」に華を添えてくれることでしょう。

 

あれも、これもといった具合に準備を進めなくてはならない事が沢山ありますが、すべてがハッピーになるための行為です。

仕事に呑まれないように、明日に向かって踏み出せる自分でいたいです。

 

寒さが一層厳しくなる12月、どうか風邪には充分気を付けて、2012年を駆け抜けようではありませんか・・・

 

長い記事になりましたが、これにて終了したいと思います。

それではお休みなさい。

  

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