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一月四日からの初売りに、新しいウールの着こなしを提案したいと考えています。
今日もその準備を進めているところで、ウールを手にとってはコーディネートをいろいろ想像しているところです。
例えばこんな感じで、今の時期に合ったコーディネート提案です。
着物は手織りウールの水玉模様で色は黒。(ウール100%)
この着物を基本にて袖付きケープショールや防寒草履をなどを組み合わせてみましたが、どこから見ても着物がウールだとは誰も気が付かないと思います。
帯のグレードを上げたこともあるかもしれませんが、普段使いだったら本筑の小袋(半幅帯)で対応することができる着物です。
ここで合わせた帯は紬地に染と刺繍を加えた名古屋帯で、ウールの質がいいと絹素材の帯も違和感なく合わすことが出来ます。
こちらの手織りウールは軽くてシワになりにくいのが特徴で、オーダーメイドのお仕立てを加えると税込65.000円位になるかと思います。
それではこちらの紬織りウールで帯を変えてコーディネートしたいと思います。
着物はベージュにグリーンの絣が入っていて、お仕立て上がり価格は52.000円程の商品です。
最も基本的な合わせ方とすれば本筑の半幅帯になるかと思います。(2万円代の絹商品です)
帯〆帯揚げがいらないこともあって、気軽にお召しになれるのではないでしょうか・・・
こちらの合わせ方はウールが全盛期だった頃の組み合わせ方で、この上から羽織をはおって初詣などに出かけたものです。
半幅帯でも少しおしゃれしたい方にお薦めしたいのが、こちらのリバーシブル細帯です。
こちらはポリエステル素材になりますが、帯の模様が面白く変わり結びをするとおしゃれ感は一層増すことでしょう・・・。(2万円代の商品)
このウールを着物らしく着たい方にはこちらの刺し子柄の名古屋帯などはいかがでしょう・・・
先程も触れましたが、絹素材の名古屋帯を合わせると上品な着物になって見えますが、これも着こなしの術です。
刺し子の帯、とても味があって着物通には魅力を感じていただけるのではないでしょうか・・・
勿論この帯は、紬や小紋に合わせることができる名古屋帯です。
そしてこの時期になると外出するには何かかおる物が必要です。
同じ柄や違う模様のウール地から羽織を誂えることも選択肢の一つですが、こちらの十字絣の着物コートも面白いと思います。
素材ウールとポリエステルの混紡で既製品となります。(お値段は45,150円の品)
素朴さがとっても味わいを出していますが、この点が新しい着こなし方のメッセージです。
こんな感じで、トータルコーディネートをいろんな角度から考えていますが、ご覧になった感じではいかがでしょうか?
これまでのテーストとは違いますが、リーズナブルな価格帯で着物を楽しみたい方には充分満足していただけるのではないかと考えています。
ディスプレーはほとんど終わっているので、年末に時間の取れる方は是非覗いてみてください。
さて、今日はクリスマスイブです。
自然もこの日に華を添えてくれたのか、ロマンチックなホワイトクリスマスになりました。
私が20代の時だったら、心寄せる女性とのひと時を背伸びしてゴージャスなレストランを予約していたかもしれません。
それもクリスマスプレゼントを手にして・・・
ありもしない空想の世界ですが、そんなおとぎ話は遠い昔のことで、今ではそのカケラも、考えることもなくなってしまいました。
寂しい話しですが、これが現実です。
そんなことを思うと若いっていいですね~
一人クリスマスもあるかもしてませんが、異性に対して心通わす純粋な気持ちを持ち合わせている世代で、今日という日に心弾ませているのではないでしょうか?
映画の見過ぎなのでしょう・・・
そのようなことを言いながら心のどこかで奇跡が起きるかもしれないと思っているの私がいるから滑稽です。
そして今晩、我が家ではささやかな食事会が開かれます。
お母さんが続けて来たことを娘が引き継いで考えてくれているもので、疲れた心を温かくしてくれています。
感謝しないといけませんね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。