◆
この写真は夏場の店の出入り口です。
両サイドの日除けのすだれが下がり、緑で涼感を出すためにフウセンカズラを育て、中央にか風のれんを提げています。
そして、2枚のドア―に季節感のある飾り付けをしているのですが、長い間、同じ模様だったために、見かねた娘が飾り付けを替えに来てくれました。
その飾り付けがこちらで、ハートが花火のように弾けた、「熱い想い」を形にしたものです。
きもの屋さんには、似つかわしくない飾りかもしれませんが、親しみやすいところがとても気にいっています。
気分も新たになり、店が若返りました。
そして今日は県外からわざわざ店にお越しになられる日です。
お顔もお名前も、ご用件も判らず、数日前にお電話で、三重県からお越しになられることしか知りません。
それでけに緊張する日でしたが、その前に、富山県から客様がお越しになられましてね~
親しくさせていただいているお客様で、着物談議をしている時に、三重県ナンバーの車が店の前に止まり、ひと組のご夫婦が店に入ってこられました。
午後1時頃のことだったかと思います。
「お電話をした者です。」・「遠いところをようこそ・・・」
そのような挨拶を交わし、まずは、休んでいただくことにしました。
ソファーにお座りいただいて、お話しをさせていただくと、奥様が私のブログを見てくださっているみたいで、いつか立ち寄ってみたいと思っていたそうなんですね~
ご主人が、そんな奥様のことを気遣って、石川県にお越しになられた感じがしましたが、庶民的なご主人の人柄に笑顔が絶えない奥様とのお話しは、初めての出会いとは思ええないほど親しみを感じるものでした。
ご主人は私と同じ年で、開業医の歯医者さんだそうで、他にも会社を持っているというから驚きです。
そんなご立派な方と気楽にお話しができたのも、奥様が私のことをよく知っていてくださったからだと思っています。
合い間に商品も見ていただきましたが、奥様とは、お話しが絶えることがありませんでした。
ブログから繋がった「ひとつのご縁」、その事実に感謝と喜びを感じましたが、それとは別の世界で、ご主人の話しの節々から伝わってくる家族愛。
もしも妻が今も元気だったら、ご主人のような心を持つことができただろうか・・・
違った意味で、魅力的な家族関係に心を打たれていました。
話しをすること4時間近く、娘が店にいてくれたもので、来客があっても、ゆっくりお話することができましたが、今日はどうしたことか、他にも富山県からお客様がお越しになられましてね~
なんとも不思議な一日でした。
(富山のM様、充分なお話しをすることができなくて申し訳ありませんでした。)
そして明日は、京都に向かいます。
祇園祭の期間中に仕入れ先が展示会を開催していて、その会場に大阪と神戸からお客様がお越しになられるもので、その接客をするためです。
大坂の方とは初対面で、またもや緊張が走ることでしょう。
蒸し暑い日にならなければいいのだが・・・
話しが長くなりましたが、これで今日を閉じたいと思います。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






