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今日も蒸し暑い日になりました。
幸いにも涼しい店内で仕事ができるので、暑さから逃れることができますが、決算の会の準備で地味な仕事は今も続いています。
本番まで残された時間は後一日、気を緩めることなく会に突入できるよう会場を整えたいと思っているところです。
そんな折、店頭には決算の会の看板が立ちました。
日本が最も暑い時に行う催事だけに、会そのものに魅力がないと足を運んで頂けにくい時期です。
その事を承知で7月の末日に、在庫を消化する意味合いも含め、5日間限り商品の割引をしますが、私の中にひとつの考えがあります。
それは、着物への関心が遠のく中で、不良在庫を消化するだけの目的では、興味を持っていただけにくい時代です。
言い換えれば、着物マニアが手にする趣向性の高い時代になっていて、安くても納得できないものは手にしない、そんな美学を持っている方が増えているように考えています。
なので、昔の割引セールでは通用しなのではないか?
少なくとも私はそのように捉えていて、安心できる品が安い、センスのいい品がお値打ち価格になっている。
ここの部分を押さえないと、きもの愛好家の興味を引き付けることができない。
現場でお客様と接していて、その事を強く感じるだけに、365日の5日間限り「いい商品が安くなる」、そんな会に育てたいと、仕入れ先と相談しながら決算の会を進めています。
この狙いは急いでも定着するものではありません。
まずはご覧いただいて、「会の趣旨が納得ができる」、ここから物事が始ま気がします。
今は、ひとつのビジョンに向けて試行錯誤している状態で、年に一度、なんの駆け引きもなく、価値ある会にしたいと念じているところです。
何事に置いても言えることですが、志を実らせることって簡単にできることではありません。
ましてや、大切なお金を消費する関係だけに、理解をいただけるまでには長い時間が必要です。
雲を掴むような話しですが、努力する価値があると考えている私です。
この黒留袖は、お嫁に行きそびれている品で決算の会で7割引にて紹介致します。
今回のご案内には、きものや帯が最大で7割引になることを記載し用意したものですが、割引率の高い商品より、鮮度の高い商品(2割~3割引き)を売り場に出す努力をさせていただきました。
新しいチャレンジにご理解をいただけるのか不安でなりませんが、一歩足を踏み出したいと考えています。
踏み込んだ記事になりましたが、どうかご理解をください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。