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決算の会最終日、降り止まぬ豪雨で来客が少ないかと思っていましたが、意外とお客様が多くて嬉しい一日でした。
振り返ると、空き時間もありましたが、実りがあった5日間だったように感じています。
足をお運びいただいたお客様には、心より御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
それでは今日の投稿です。
これは、或る人に紹介したくて浴衣コーディネートに合わせた、犬の七宝焼きの帯留です。
しかし、あることから行き場を失くし、売り場に戻された商品でもあります。
それは、関東方面の方から一本の電話が入ったことから事が始まりました。
今日はその記事を書かせていただきます。
いただいたお電話は商品の問い合わせでした。
過去にアップした浴衣コーディネートの商品が欲しいとのことで、ご相談を受けたのですが、あいにく情報が昨年のものだったもので、なにひとつ残っていません。
その事を申し上げると、よく似た商品があれば紹介してもらえないかと言われるもので、今晩のブログ記事で提案させたいただくことにしたのです。
目に留められた映像は、綿絽浴衣地に半幅帯を合わせ、帯留で遊びを表現したベーシックなトーンのコーディネートです。
今年の新柄で同じブランドの色使いをした商品が一点店のあったもので、それをコーディネートして送ってみたいと思い、お客様が引いた時間に帯をセレクトしたし、遊びで先程の映像の帯留でまたときのことです。
馴染みのお客様が麻のれんを探しにお越しになられましてね~
売り場の中央に浴衣コーディネートした帯が目に留まったみたいで、その浴衣帯を手にしたいと言って、お嫁入りが決まってしまったのです。
閉店後、改めてコーディネートをしてみたのですが、私が納得できるコーディネートが成立致しません。
この状態ではご紹介することが出来ない。
お約束を破った罪悪感のようなものがよぎり、仕方なく、お断りのお電話を入れると、私のコーディネート術を大変褒めてくださいましてね~
この5日、間無我夢中で走り続けてきただけに、ピリオドを打つ最後のお客様の声が届いた時には、ホットするものがありました。
私の仕事は、物を売る仕事ではなく、お見立てをすることだと、店の役割を教えられて気がします。
まだまだ、私の店には可能性があるのかもしれません。
へこたれず、信じる道を素直に受け止め、一歩踏み出せる店になれるように頑張りたいです。
今日も投稿が遅くなってしまいました。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






