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暖かく穏やかな一日になりました。
山間部の景色は少しずつ彩りを増し始め、深まる秋を伝えています。
ここしばらく籠の鳥だった私は、仕上がった情報紙を手にお客様回り。
私には田舎が合っているみたいで息抜きになりましたね~
この自然と静かな環境に触れていると、心も晴れ晴れして、日だまりの中で居眠りをしたい気持ちになります。
便利さを知っている私たちには不便な所なのかもしれないが、豊かな気持ちになるから不思議です。
もしかしたら、高層ビルが立ち並ぶ大都会人には夢の世界なのかもしれませんね。
今日は最もポピュラーな紬の無地に帯を合わせてみたのでご覧ください。
それがこちらのコーディネートです。
見た目にも小粋さを感じていただけると思いますが、お顔の色が明るく映る浅めのベージュ地に、秋を想わせる柿色の染め帯の組み合わせです。
以前に、良く似た塩瀬帯を紹介しかとた思いますが、こちらは紬地に染めたものです。
素材にツヤがない分、味わいも深く趣味性も高くなりますが、紬の相性も抜群でおしゃれを楽しめるのではないでしょうか?
着物に合わせるポイントは、帯の更紗柄を生かす意味でも無地感の着物がベターで、着物の色合いが濃ければ個性的な装いになるし、淡い色合いだと優しくも上品なおしゃれを演出してくれることでしょう。
特にベージュ系は帯の色との相性もよく、濃い紫の帯〆で深まりゆく秋を匂わせてみました。
この着こなしで、色付く秋の中を着物で散歩する姿を想像するだけで、心が踊るのではないでしょうか。
ひっそり佇む和食の店などがあれば、最高のランチを楽しむことができることでしょう。
気ぜわしい時間から離れ、着物で楽しむカジュアルな一日があってもよろしいのでは・・・
今日は町会の夜周りをしなければならない日で、これで閉店とさせていただきます。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







