和装業界の「後継者問題」を考えてみました

 昨日のことですが、出張先で昼ご飯を食べに入った店で、偶然にも北陸の呉服店さんのご主人一緒になりましてね~
仲良くさせていただいている家業店の方で、お話しをさせていただいたのですが、その彼が一つだけ頭の痛いことがあると打ち明けられましてね~
数年前に御子息が店を手伝うようになり、厳しい環境の中でも業績を伸ばされている素晴らしい小売店です。
その彼の話しを聞けば、親子の確執のようなもので、息子さんが基本的な仕事ができなくて、いろいろアドバイスするものの、耳を貸そうとはぜず、その扱いに心を痛めているというのです。
どうしたものかと尋ねられましたが、私にはそのような経験もなくて、応えようがありませんでした。

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このような話しは、この業界に限らず、例を上げたらキリがないくらいに多くあるのではないでしょうか?
和装業界に限って言うならば、後継者が育っている先は一割にも満たないのではないでしょうか?
経営をすることよりも後継者を育てることが、いかに難しいかを物語っていますが、和装業界の中においては深刻な話しです。

家業店がこのままだと、いずれ廃業への道へと辿ることでしょう。
現に私の周りでも、そのような問題が素で店の歴史を閉じています。
頼りにしていた呉服店さんがなくなったことで、私の店に着物相談にこられる方が増えている気がしますが、着物の振興を呟く以前の問題がそこに隠されているのではないでしょうか?
私の店もその渦中にいますが、若い人にとっては、魅力を感じることができない仕事になっているのでしょうか?
特に経営者の担い手となると、業界が衰退しているだけに重荷になるところがあるのかもしれません。
食事を共にした彼は、息子さんのことを甘えの何物でもないと何度も繰り返していましたが、どこかでリセットしないと、後継者となるべき人が業界から離れて行くことにも成りかねません。
この現状を視たとき、一つだけ思うことがあります。
それは、無理をして客集めをしている姿から、夢やビジョンを見つけ出さないのではないでしょうか?
夢やビジョンを見つけ出せないままに、ノルマを課せられても、ただの背中に乗せられた重石でしかなく、苦い経験も実を結ぶことなく、自信を失う、ただそれだけのものでしかないと思うところがあります。
むしろ、「時代の変化を受け止め、〇〇〇を店の強みにしてファンを増やしたいと考えているので、どうか力を貸して欲しい」という関係に、後継者の居場所があるのではないでしょうか?
手取り足取り教える関係から、同じ位置に立ち未来を視る関係にこそ面白味があって、店が活気付くきっかけになると考えています。
そこで経営者として忘れてならないのは、ゆるがない信念と努力で、それを押しつけるものであってはならないと思うところがあります。
なぜなら、自分が選んで道だからです。
今、私の周りに、新しい仕事を探している大人がいます。
できることなら、この店に力を貸して欲しいと願っていますが、高収入の仕事を望んでいるような様子で、信じて待つという状況でしかありませんが。
ここが私の店の情けないところで、夢の支給では歩が悪いことも承知しています。
もしも、もしもそれが叶えば、夢が一歩近ずくに違いありません。
そして伝えたいことがあります。
この店にはお金では買えない福を呼ぶ力があることを・・・
私のおとぎ話が通用するとは思っていませんが、能力を生かせる場だと考えるところがあります。
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相田みつをさんの2日のカレンダーは「道」でした。
道はじぶんでつくる
道は自分でひらく
人のつくったものはじぶんの道にはならない
私は新しい道を探ろうとして、ここ数年試行錯誤しています。
もしも、この道を開拓できる人が現れたら、力を合わせて突き進んでみたい。
そして新しい店が築けたなら、どんなに素敵なことか・・・
私の「いつかキット」の法則が、動き始めることを願って止まない私です。
力が入ってしまいましたが、これで閉じることに致します。
それではお休みなさい。
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