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今日は天気も晴れてゆったりした気持ちで過ごすことができました。
しかし、日が沈むと急に寒さが増し始め、暖房が欠かせなくなり始めているのではないでしょうか?
秋の深まりを感じさせられますが、これからはコート無しでは外出がしにくい時節と言えるかもしれませんね。
これは和装の世界でも同じで、コートや羽織を身に付けてお出かけしたいものです。
現在店では、はおり物を意識しながら売り場作りを構成しているところですが、その中からおしゃれなコートを紹介したいと思います。
この雪うさぎの模様が入った品で、可愛いと思いませんか?
濃い茄子紺に、絞り染めと、目と耳を違った縫いで形取った雪うさぎですが、沈んだ色に白と赤と紫のコントラストが映えて素敵でしょ・・・
全体像の後ろ姿はこのような感じで雪うさぎを散りばめていて、遊び心がありながらも上品さを兼ね備えたコート地と言えるでしょう。
そして目の前には、ゴマアザラシの毛皮から作られた防寒草履を添えてみました。
見るからに秋冬の装いとなりましたが、和装の世界も洋服と同じで季節に適応した着こなし方でおしゃれを考えていただければと、気持ち良く外出ができるのではないでしょうか?
雪うさぎは、いくつかの向きが描かれていることを補足して紹介を終えることにします。
私の店に取れ立ての野菜を届けてくださる男性のお客様がいらっしゃいます。
つい先日も土曜日にも規格外の五郎島金時を籠に入れて持って来てくれたかと思えば、今日は大根とトマトを持って来てくださいましてね~
ただただ、恐縮するばかりで、独り者の私には料理できる量でもないもので、来客されたお客様にお分けしているのですが、これがとても喜ばれましてね~
その話をすると、そのお客様はニッコリ笑って、再び持って来てくれることもあちます。
本当に人のいいお客様で、何のお返しもできませんが、「喫茶ふくしま」とし店を愛用してくれていた感謝しております。
店にはこのような心遣いをしてくださるお客様が多くいて、優しい心に触れていますが、その中の一人に、店の着付け教室を指導していただいている先生が検診でひっかかりましてね~
その方とは40年近いお付き合いがあって、亡き妻とも親しくしていたお客様でもあります。
連絡を受けた時にはビックリして、土曜日にご一緒した食事会でも気になってしかたありませんでした。
そして今日が再検査の日で朝から心配でしたが、何事もなかったとの電話をもらった時には心から喜ぶ私で、気になる出来事が良い方向で完結して本当に良かったと思っています。
不思議なもので、こうして心が通い合うお付き合いをしていると、家族みたいな関係になっていましてね~
それは、みなさんに助けてもらって店が成り立っていることを改めて感じてさせられるもので、私が目指す「笑顔が溢れる店」がその先にあるかと思うと、仕事をする意味を考えずにはいられません。
そんな店の在り方を教えてくれたのは、紛れもなくお客様です。
まだまだ気遣いが足りない私ですが、優しいお客様と出会うことができて私の人生観が変わりました。
感謝しないといけません。
そこに合言葉があるとしたら「みんな幸せでいようね!」、その言葉に尽きるように思います。
厳しい社会の中で、このような関わりが求められているのかもしれませんね。
今日は早く家に戻れそうで少し嬉しい気持ちでいます。
ではこれにて・・・お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







