春を彩るおしゃれな紬コーディネート・その面白さは3Dの帯に秘められています

 2月は普段の月より日が少なく、26日であっても月末となるから感が狂います。
切れ間なく業者さんが来ていて、閉店後は着付け教室と続いた気ぜわしい一日だったかもしれません。
それでは今日の投稿です。
春の足音が聞こえ始めていますが、体で実感できる春はもう少し先かもしれません。
誰もが待ち望む春を前にして、心が弾む着物コーディネートをしてみたのでご覧ください。
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草木染の紬をユニークな八寸帯で組み合わせてみました。
楽しい気持ちにさせられる装いではないかと思いますが、いろんな色がミックスされた明るい色使いで春を受け止めている感じが致します。
このような色合いの着物が一組あると、花見時期に着物でお出かけしたくなりませんか?
装いのポイントとして面白いのは着物に合わせた紬帯です。
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お太鼓に出る部分の画像を大きくしたものですが、クリーム地の織帯に染色された糸をボール状に形取って織り込んでいて、いびつな形が手作り感を誘い、遊び心に溢れた可愛い帯です。
色合いも優しくて心が弾むことでしょう・・・
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そしてこちらが前の表情です。
ボール球の模様をお太鼓とより小振りな大きさで織り込み、帯〆の紐と重なり合わないようにデザインされた気遣いが嬉しいですね~
もっと楽しさを表現したくて、アンティークぽっい帯留めで遊び心を添えてみました。
それが一つのアクセントとなり心地よいバランスが取れたのではないでしょうか?
三分紐の若草色系の色も素敵でしょ・・・
そして甘い香り漂う装いを紫色の帯揚げで優しく締めてみました。
これで私のコーディネートは終わりましたが、3Dの細工を入れているのは腹とお太鼓の部分でけで、その他は無地場となります。
心が弾む可愛い帯で織物の着物を楽しんでいただければと思って紹介させていただきました。
それではこれにて・・・
お休みなさい。