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ある京都の染屋さんが私の店を訪ねてくださいました。
その方は私より年上で、染め物にこだわる製造元の社長さんです。
京都出張の折に何度かその会社を訪ねたことがありますが、こうして足を運んでくださったのは今回で2度目。
店にはお客様もいなかったもので、その社長さんと話し込んでしまったのですが、お取引がるきもの専門店さんが雑誌で紹介させている一流処ばかりで驚かされました。
それぞれの経営理念を聞かせていただく機会に恵まれた訳ですが、聞けば聞くほど私の店がひよっこに思えましてね~
都会の専門店さんと比較することじたいナンセンスなのに、私の店に足りないものがいっぱいあることを教えられた気がします。
私たちの業界を視回してみると、明るいニュースが少ないだけに刺激をいただくことができました。
ある意味で感謝したいと思います。
禅語に「百花為誰開く」(ひゃっか たがためにかひらく)という言葉があります。
その意味は、春になれば、野原にいろんな花が咲き乱れます。その花々はとても美しく、私たちの心を和ませ、鳥や蝶たちの憩いの場となります。
しかし、花は人や鳥、蝶のために咲いているのではありません。花は誰のためでもなく、ただ無心に咲いているのです。そこには淡々と命を燃やす静かな輝きがあります。
ほかの人の目など気にせず、自分の本分を知ってまっとうすること。その様子はとても尊く清らかで、見る人の心を打ちます。
言葉にできなかったので、本の丸写しになりましたが、自分の身の丈を知り、今できることに力を注がなくてはいけませんね・・・
少し意味合いが違うのかもしれないが、気落ちする一日でもあったものでこの言葉を胸に収めて今日を閉じることに致します。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






