春を遊ぶ着物コーディネート・そして着物の魅力を語ります

 厳しい冬を体験していると、春の訪れは籠の中から翼を広げ、澄んだ空に飛び立つ鳥のような気分になります。
鳥の気持ちなんて解りっこないのに、自由を手に入れたかのような朝日が窓辺に射し、清々しい一日の始まりでした。
あまりの暖かさに窓を開けて車を走らす時間帯もあり、訪れた春を全身で受け止めることができました。
これから殺風景な大地に草花が色付き始まるかと思うと嬉しくなります。
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そんなウキウキ感が春の装いを誘います。
そしてレンズを向けたのは、明るい色合いの格子柄のシルクウールの着物に、アドバルーンの模様を描いたちりめん染め帯。
春を遊ぶコーディネートです。
可愛いでしょ・・・
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その魅力はシルクウールに使われている色ではないでしょうか?
ウールといえば、どちらかといえば濁りのある色が多く、オフホワイト系をベースにレモン色と若草色の配色というのは、極めて珍しいものがあります。
都会的な香りを感じさせる着物で、お値段がお仕立てを加えても5万円に満たないリーズナブルも魅力です。
この着物に夢のある模様の帯を合わせたなら、その装いは「おしゃれ」とか言いようがありません。
春の彩の一つとして紹介してみました。
北陸新幹線の開通は県内に明るい話題を振りまいているようです。
その情報をメディアから伝えられていますが、使われる画像に着物姿が頻繁に出てまいります。
単純に捉えれば、着物には華があるからだと思いますが、もう少し深い次元で視れば「おもてなし」と「日本文化の衣装」が無理なく噛み合うところがあるからでしょう。
着物ならではの魅力といえるかもしれません。
こうして着物が多くの人の目に触れることで、着物の魅力を見直すきっかけとなり、日本の美が石川県に有りと言えるくらいに印象付けられる街になるといいですね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。