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来週の18日(土曜日)から始める「卯月展」の案内に走り回り、エネルギーを使い果たしたかもしれません。
店に戻ると来客があり、お帰りになられてからパソコンを開くと、ヤフーニュースに「大B反市の呉服店 自己破産へ」の見出しが・・・
昔、新聞の折り込みに「大B反市」とタイトルが入ったチラシを見たことがあり、「派手な宣伝をしている会社だな~・・・」
それぐらいしか捉えていなかっただけに、この会社が全国版のニュースで取り上げられていることに驚かされました。
その記事には、「消費者の和装離れに伴い催事の集客数の減少を余儀なくされた」と、書いてありましたが、そんな単純なことなのでしょうか?
仕入れ先も違うし、仕事で交わることもないので、解釈できる立場ではありませんが、お客様との関わりや、着物のメンテナンス、更には細かな相談にどのようにして対応していたのだろう。
そのようなことを感じた次第です。
着物業界に汚点を残し記事だけに触れたくない話題ですが、このニュースを基に私の仕事を振り返ってみたいと思います。
確かに着物離れは否定できない現実です。
お値段が安ければ簡単に売れた時代は遠い昔のことで、消費者の立場から安さを追求するのであれば、リサイクルショップやレンタルなどで手軽に着物を手にすることができるようになりました。
つまり、お手軽感は呉服店から離れた世界に行ってしまったと言えるかもしれません。
なのに、サービス品でお客様を引きつけようとする呉服店の体質は、今も変わっていないのではないでしょうか?
私もその体質から脱皮できているとはいえませんが、少なくとも家業店は着物の専門家となって、安心できる店作りを目指し、着物愛好家に応えられる知識や技を磨かなくてはならない気がしてなりません。
その努力は儲けになるものではありませんが、お金では絶対買えない信頼を築くものだと思います。
ここに呉服店さんが生き残るキーワードが隠されているのではないでしょうか?
少し視点を変えて考えてみましょう。
一つ一つ商品には価値があります。
その価値にお値段を入れ、説明を加えて、消費者の価値に合うものであれば、その商品を手にしていただけるものだと考えています。
これがもっともシンプルな商売の姿ですが、お客様の消費が進まないと、駆け引きという奥の手を出してくるのが知恵を持った商売人ではないでしょうか?
いきなり半額になったり、選んだ品にサービス品が付いてきたり、お得感を強調して販売を試みるショップも少なくない気がしますが、その時に、お得になる訳がハッキリ分かるものであれば納得できます。
しかし、そのような意図から外れ、意味もなく割引をする商売に遭遇すると、この商品の価値はいったいどちらが正しいのかと疑ってしまいます。
ここには信頼という二文字は存在していないのではないでしょうか?
豊かになった社会の中で、納得できる販売方法の見分け方がとても難しくなっています。
それだけに、買い手側はプロといわれるような人が存在している店を探している気がします。
着物業界を取り巻く社会は決して甘いものではありません。
着物離れと言われても致しかたありませんが、ニュースの記事を読んみて、物事の本質は他にある気がしたもので私の想いを記事にしてみました。
まとまらない文になったかもしれませんが、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






