「ゆかたのお手入れ法」を書きました・参考にしてみてください

 店の情報紙「あ・うん」の構成が95%近く進み、ひとまず区切りを付けて今日の投稿を始めたところです。
昨日の百万石踊り流しで(金沢市の百万石パレード)、店で新調された浴衣に手を通されたお客様から「ゆかたのお手入れ法」のご相談がありましてね~
20代のOLの方で、言葉で説明をさせていただいたのですが、その件について資料を作ったものを後日お渡しすることをお約束したもので、制作中の情報紙に載せてみました。
このブログを見ていただいている方にもお役にたつのではないかと思い、「ゆかたのお手入れ法」を記事にしてみることにしました。
しばらくお付き合いください。
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昨日は肌寒さが残る一日で、真夏のような汗を流すことはなかったと思いますが、蒸し暑くなると汗じみというのがつきものです。
ゆかたは汗などの湿気を帯びやすいので、脱いだゆかたは、すぐにハンガーにつるし、軽くホコリを払ったあと、霧吹きで全体に水分を加えます。
そのまま湿った状態で陰干しをしてください。
汗や臭いが水分と一緒に蒸発します。

食べこぼしのシミを見つけたら、その日のうちに処置されたほうが安心かとおもいますが、ゆかたをたたむのは、すっかり乾いた翌日でOK。
湿ったうちにつるしておけば、ある程度のシワは伸びますが、伸びていない部分はあて布をしてアイロンをかけてからしまってください。
背中や脇の下、衿山やウエスト回りなど、汗をたっぷりかいた部分は、霧吹きで湿らせたあとに、乾いた布に挟んでたたくようにして汗を追い出してください。
きちんと汗を追い出してから、改めて霧吹きで水分を加えて陰干しです。
ファンデーションや皮脂汚れ、帯の汚れはベンジンで落とします。
汚れの下に綺麗なタオルを敷き、ベンジンを含ませたガーゼでたたくように汚れを落としてください。こすったり、生地をもむようにしてしまうと、汚れが繊維に入り込んでしまうのでご注意を・・・
帯のゆかた同様に、脱いだらすぐに風を通し、シワを伸ばします。
取れないシワはアイロンで伸ばしますが、低温であて布をしてかけること。スチームアイロンがかけられる素材の場合は、あて布をしてスチームアイロンを・・・
軽く押さえるようにかけるのがポイントで、生地を伸ばすようにかけると形崩れの原因になるので避けてください。
ゆかたでお出かけの日に雨に降られてしまったら、まずは乾かすことが先決です。
裾の汚れなどを濡れているときに落とすとすると、かえって汚れを広げてしまうことになります。きんんと乾かしてから、皮脂汚れの取り方と同じようにベンジンで処置してください。
自宅でお洗濯する場合は、おしゃれ着用洗剤を使うのがベター。
洗濯中に生地が傷んだりゆがんだりしないようにたたんで、水で薄またおしゃれ着用洗剤で手洗い(押し洗い)をしてください。
ぬるま湯では色落ちしやすいので、水を使うこと。
洗剤をすすいだら、好みで糊づけを・・・。
そして、たたんだまま洗濯用ネットに入れ、ゆるめに脱水をして、着物用ハンガーにかけて陰干ししてください。なければ物干し竿に袖を通してもOK。裾が下につかないように注意してください。
以上がゆかたのお手入れ法ですが、浴衣地の素材によってお手入れ法が異なるものがあるので、迷ったときには専門店に相談されたほうが安心かもしれません。
また、シーズンオフになったら、専門店でお手入れをされることをおすすめします。
これもいろんな本から学び取ったもので、実際に洗濯したことがないので参考にしてみてください。
制作中の「あ・うん」に書き入れなかったもので、相談をいただいたお客様には、今日のブログ記事もご覧になられるよにお伝えしたいと思っております。
話は全く変わりますが、今朝コンビニで70歳くらいの男性の万引きを目にしてしまいました。
その人は何事もない顔をしてお店を出ていきましたが、その話はいずれまた・・・
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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