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月に何度か訪れる「体の重い日」。疲れが溜まっているのか気持ちが乗らない一日になってしまいました。
こんな日は心に栄養が必要です。
店内のBGMに耳を傾け今日の記事を考えているところです。
或る本から「紅差し指」という項目に目が留まりました。
先に、それを紹介させていただきます。
口紅を薬指にとり、唇にそっとつける・・・
ハッとするほど、色っぽいしぐさです。
昔は、薬指のことを紅差し指とも呼んだのですが、薬指で口紅をつける習慣がなくなってしまった現在、死語になった感じがあります。
とりたてて使われることのない指なので、清潔であることから、薬を塗るのに使われたそうです。
そこから「薬指」と呼ばれるようになりました。他に「無名指(名無し指)」という呼び方もあります。
存在感が薄くて、思うように動かしづらい指ですが、子供たちからは「おねいさんゆび」と呼ばれ、親しまれています。
そして、エンゲージリングをはめるための、とっておきたい指でもあります。
不思議な魅力を持った指ですね。
著作は「山下景子」さんといわれる方ですが、なんでもない日常の中から豊かさを引き出される方のようで、言葉の表現力に満たされるものがあります。
おおいに学び取りたいと思っていますが、現代社会は誰もがカメラマンで日常の変化を画像に収めて物事を表現しているところがあります。
ある意味で、言葉で覗く社会が失われていて、日本人の美意識も薄らいでいるように感じています。
奥深い言葉の力をもっと大切にすると、もっともっと優しい社会が訪れるかも・・・。
七夕を一月後に控え、今年も店内で七夕飾りをしてみることにしました。
来店されたお客様に願いを短冊に書いていただいて、笹に提げていただくものですが、私は先ほど申し上げた言葉の力を大切にしたくてね~
昨日まで迷っていましたが採り上げてみました。
早速何人かの短冊が提げられましたが、これも私流の店作りだと思っています。
そして、183号の「あ・うん」が今日の午後に仕上がりました。
とにかくホットしています。
この情報紙はお客様とのホットラインとなるもので、ここにも日本の文化の中で培われてきた「習慣や言葉」を大切にしています。
なので、毎回活字が多くなってしまって構成に苦労します。
何をするにしても、見かけがいいと言えるものではありませんが、「素顔の店」をお伝えできるものになればと思って続けているものです。
これでまた一つ、前に進むことができました。
結果がついてくるものではありませんが、妙に納得している私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






