「変わり始めている潮目」純粋に着物と向き合う人たちの心を捉えるにはどうすればいいのでしょう

♥ 皆さんは楽しい一日をお過ごしになられたかと思いますが、私は昨日に引き続きラブレター(案内状)作りに苦しんでおります。

空白のスペースに伝えたいことを書いては、何かが違うと思ってみたり、文字ばかりで別の選択肢はないものかと構成をやり直したりして、設計図が思うように進みません。

そうこうしている間に時間ばかり過ぎてしまい、投稿の時間が来てしまいました。

そこで、今日は「心の呟き」を書いてみることとしました。

この店は多くの人を呼び寄せて商品を販売する店とは違い、四季折々の和のライフスタイルの提案や、お客様のニーズに合った着物や帯などのお見立てをさせていただく店です。

どちらも物を販売することには変わりありませんが、お客様や地域の人たちに和装の魅力を伝えるには何をどうしたらいいのだろうか?

そのことが耳元で呟きます。

今や着物は、関心のない人に価格で訴えても家業店では捉えきれるもでなくなっていて、ネットや物量を動かす会社に任すべき分野になっている気が致します。

となれば限られた人に、心を惹きつける会にすべきではないかと考えていますが、イメージ写真があって、その横に「〇〇の世界」と書いたところで、世の中にそのような打ち出し方が氾濫していて、差別化が図れるものではなく、魅力を伝えきれるものではありません。

となれば、そこに無理な販促を入れてお客様の気を引く付けているのが、展示会の形になっていることも否めません。

どうすればいいのでしょか?

日々お客様と接客していて感じていることがあります。

ひとつには安心できる店を探している着物初心者がて、純粋に着物と向き合っていることを感じさせられる出会いがあります。

その一方で着物愛好家は新しいおしゃれの発見にアンテナを揚げて、ネットから相談をいただくことが少なくありません。

着物に対する想いは違えども、そのような人たちに長年に渡り惹きつけることができた呉服店の問いかけ方が時代に合わなくなっていることに気付かされています。

私の思い込みかもしれませんが、純粋に着物と向き合っている人たちは、着物が持つ魅力やおしゃれの仕方を何よりも欲しがっている気がしてならないのです。

そんな人たちのニーズに応えるためにも、何をどうすればいいのかが悶々とくすぶっていいて踏み出す道を見つけられません。

資本も機動力もないのに、案内状一つにそのことが脳裏をかすめて、これまでと違う問いかけ方ができないものかと立ち往生しています。

能力の限界があることが判っていても、潮目の変化にもがく私です。

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