♥ 少し風がありましたが、秋晴れの暑さが残る日で絶好の行楽日和。
店の前を行き交う乗用車は絶えることなく、素敵な一日を過ごされたのではないでしょうか?
明日も明後日も、そして、その次の日もお休みの方が羨ましく思えてなりませんが、私には無縁の世界で普段と変わりなく店を開けて来客を待つ一日でした。
予想はしていましたが来客は少なく、店の奥で重い腰を上げてタイムリミットが近づいてきた10月の「神無月の会」の販促物作りに着手。
白紙の紙を前に筆をペンを持って、構想を形にしはじめたところです。
どうにか1/4になる表紙ともいえる個所を構成することができました。
今回のタイトルは「帯への想い」と題して、10月23日~26日までの4日間、帯を主役としたコーディネートにこだわってみたいと考えていますが、構想を形にする難しさを嫌というほど味わっているところです。
その一つが、打ち出したいものをどのようにして表現し構成するかですが、私の作る販促物は、近年ではほとんど見かけなくなった手書き。
差別化が図れるものの、墨一色で惹きつけられるものが要求されるだけに、何度の書きなおしては見やすいものが作れないかと文字の太さや言葉、そして限られたスペースの構成にとても時間がかかります。
そのことを何度も繰り返している間に、言葉や文字にパワーが加わっていく訳ですが、言ってみれば、一人のお客様にラブレターを書いているような感覚になっていくのかもしれません。
毎回、片思いで終わっていることを反省しながら、一文字一文字埋めていくこの店の流儀。
このことにこだわりを持って、空白の個所へ筆を書き下ろしたいと考えているところで、造像力の限界を味わいつつも、お客様の笑顔を思い浮かべては言葉を探す私です。
一枚のラブレター書くことの難しさがここにあるのかもしれませんが、心を尽くして仕上げてみたいと思っています。
簡単な記事になりましたがこれで閉店と致します。
では、お休みなさい。