創造性に溢れた古布使いの「宝尽くしの飾り物」

♥ 長く続いていた秋晴れも日暮れから雨が降り始めました。

秋の北陸は一雨ごとに寒さも増し冬支度へと向かい始めるのでしょうが、こと着物になると季節を見据えた準備をされる方が少ないことが気にかかりでなりません。

店にはいろんな目的を持ってお客様が尋ねてくださいますが、呉服店さんが少なくなっていることもあるのか、タンスに眠る着物の生かし方や、お子様の着物の縫い上げ、半衿の取り付け、寸法直しなどの相談が増えていることを感じています。


地域の方と密接な関係を持つことは大切なことではありますが、新しい着こなしがなかなか響かないことを考えると、新しく繋がりをいただいた方々に何を伝えていってたいいのかを考えずにはいられません。

これが現実で、草木に水をやって花を咲かせることを怠っていては何も変えられないとしたら、着物初心者に優しい店でなくてはならないし気長に待つことも大事なことかと思っています。

 

展示会の二日目は実りという面では不満が残るものではありましたが、志を曲げないで着物初心者との気軽な関係性を築くことに気配りができたかと考えております。

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こちらの商品はお正月飾りの一つとして古い着物や帯地を使って作られた「宝尽くし」という品です。

会の数日前に届き皆さんに紹介する前に売約品となってしまった品ですが、古布を使った作品の中では創造性に溢れていてとても気に入っていましてね~

なのでお嫁入りさせる前にご紹介したくてアップさせていただきました。

このような品は着物と違って古き良き時代の味と優しさがあり癒されるんですね~

興味を持たない方にはご理解いただけないかもしれませんが、店内にはこのような古布使いの飾り物を揃えているのでご案内させていただきます。

さて、明日は早朝6時半から町内の草刈りの日でしてね~

正直なところパスしたいところですが変わりがいないこともあり参加しなくてはなりません。

雨が気にかかりますが、このブログを早く切り上げて体を休めたいと思っています。

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。