明日から始める「木目込み雛人形展 」の準備や着物クリニックのご相談もあって、目まぐるしく動いた一日にほんろうされたところがありました。
閉店近くになってようやく一息付くことができましたが、どうしてこんなにも気ぜわしいのかと思ってしまいます。
考えてみれば、物事の判断を迫られることが多くあるということかもしれませんが、もっとゆっくり過ごしたいものです。
昔と違って便利なものが多くあって、処理能力もスピーディーになったのに、ゆとりの時間を持てないなんて可笑しいと思いませんか?
私たちの生活がせせらぎのような水の流れから、渓流に変わってしまったからかもしれませんね。
そんな時代の中で異次元の世界とも言えるのが、明日から開催する古い着物生地を使った「木目込み雛人形展」の会場ではないでしょうか?
店内奥の特設会場には、コンパクトな大きさの木目込み人形が何事もなかったかのように整然と並び、乱れた心を落ち着かせてくれるものがあります。
この場に座って温かなコーヒーを飲んでいると優しくなれる自分がいてホットさせられます。
しかしそんな気持ちに浸っていられるのはほんのひと時で、明日から本番となれば悠長なことを言っていられません。
県内で取り扱いが少ない古布の木目込み人形のお雛さんが、店に集まっていることを知っていただくことにやっきになっていて、ブログでも呟いている次第です。
店内奥には大小さまざまなお雛さんが22組並び、どれもがオンリーワンの品ばかり。
多くの方に古を感じ取れるこだわりのお雛様に触れていただきたいと思っていて、心惹かれるお客様の半数以上が自分用に用意される方が多く、季節の飾り物として楽しまれている感じが致します。
会期は13日(火)までなので、この雰囲気に癒されてみてください。
ほんのつかの間かもしれませんが、気ぜわしい日々を忘れることができることでしょう。
それではこれにて・・・
お休みなさい。