九州からの着物の見立て相談・そして「遊びの帯〆」と心に残る記念式典

♥ 今日はいろんなことがあった一日でした。

中でも県外からの着物相談に驚かされることがありました。

それは店に入った九州からの一本の電話です。

3・4年近く前に帯〆や帯揚げ、バッグなどをコーディネートさせていただいた方で、来春の子どもの卒業式に着る着物を 近く開催する「15万円までの着物や帯の会」で見立てて欲しいとのご相談でした。

お電話をいただいた時、過去に九州の方からのご相談を受けて見立てをさせていただいた方が何件もありまして、その方が誰なのか噛み合わないところがあったことをお詫びしたいと思います。

電話を終えてからお客様リストを確認するとその方のお名前がありました。

ごめんなさいね。

お客様は訪問着を一枚持っていらっしゃって、卒業式と入学式を違う装いにしてみたいというのがご希望で、ご予算の関係からリーズナブル商品の会に準備をしたいとことでした。

そこで、お手持ちの着物と帯、そしてご本人のお写真を送っていただいて、持っている帯を生かしたお着物を提案させていただいたらいいか、帯を変えたらいいのか、そてとも、無地感覚の着物で春を演出したらいいのかを総合的に考えてみたいことをお伝えして、ご理解をいただいたしだいです。

お話をする中で、地域にある呉服店さんを紹介されているようでしたが、私の店に魅力を感じるところがあって相談をくれたみたいです。

嬉しいではありませんか?

裏を返せば、信頼をいただいていることかと思いますが、責任の重さを感じづにはいられません。

なんとしても私の店に相談してみて良かったと思っていただけるような提案をさせていただきたし、遠い距離を埋める見立てをさせていただくつもりでいます。

さて、今日は遊びの帯〆を紹介させていただきます。

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それがこちらの画像にある2種類の帯〆です。

どちらも丸の組紐の帯〆に帯留めのようにして円形の球が7個組み込まれていて、その球を自由に動かすことができる品です。

なので、球を4対3に左右に分けて使いことも出来れば、中央の結び目に球を入れて使いことも出来る遊びの達人とも言える帯〆です。

この帯〆はカジュアルな装いうに使いもので、小紋や紬などの街着に合わせるものです。

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これからクリスマスや忘年会シーズンを迎えることもあり、装いに変化を持たせたいと思っていらっしゃる方に提案するものです。

面白いと思いませんか?

以前にも紹介したことがありますが原材料が高騰していることから、お値段も上がりましてね~

一本8.640円するものですが楽しめる帯〆です。

色合いのコーディネートも考えたいものですが、装いにクリスマスカラーを入れてみたい方には見逃せない商品かと思います。

参考にさせてみてください。

ここからは話がガラッと変わります。

午前中に子どもたちが通っていた幼稚園の創立30周年の記念式典がありましてね~

その時にPTAの会長をさせていただいたことがあり、お招きをいただいて行ってまいりました。

あいにくの天気で、園の体育館で式典が行われた訳ですが、最後に園児が書いたお手紙が付いた風船を飛ばすということで、グランドに出て拝見させていただくことに・・・

DSCN8724fuusenntobasi.JPGその数、なんと2百数十人分の風船。

曇り空の中で空高く舞い上がる様子を見ていて、当時この園でご父兄さんと汗を掻いた頃のことが懐かしくてね~

皆で青春していました。

DSCN8725fuusenntobasi.JPG子どもたちはこの風船に何を書いたのでしょう・・・

園と子どもたちの素朴な関係が今も変わっていなくて、微笑ましいひと時でした。

その後、めった汁や餅つきをしたお餅をご馳走になりましたが、式典の中で嬉しく思うことがありましてね~

それは私がPTA会長だったときに、園とご父兄のコミュニケーションを図るための「いいとも同好会」というものをPTAの活動の中に取り入れたのですが、それが今も続けられていることを知りました。

私はこれからの日本を豊かにするのは子どもたちだと考えていて、幼児期の家庭環境が良くも悪くも子どもの成長に影響を及ぼすものだと思っています。

しかし何か行事があっても関心を持たない父兄も少なくなく、ならばと、親の子育てに対する情報が新聞のようなもので配れたなら、目を通してもらえるのではないかと思って発案した事業でした。

それ活動は時代と共に進化したのかもしれませんが、人間関係を豊かにする活動として生かされているみたいで、私の足跡が残っていたことが嬉しくてしょうがありませんでした。

素敵な園と職員に出会えたことを感謝したいです。

そんな嬉しい気持ちが、来賓や園の理事が集まる緊張した職員室で、ご父兄が振る舞ってくれためった汁を食べている時に投げかけた言葉があります。

「この園の40周年も、50周年も元気な姿で出席できるように長生きしないといけませんね!」

諸先輩を前にして、つい口に出てしまいましてね~

この鶴来第二幼稚園に私の子どもたちが通えたことを誇りに思っております。

どうか、今後もご父兄の心に残る園として人と人の関わりを大切にしつつ、園児に豊かな心を育てる園でいてください。

心より創立30周年をお祝い申し上げます。そして陰ながら応援しております。

そして、明日はこの園を卒園した娘たちに好きなものを買ったやると約束した日です。

娘たちの希望で富山県のアウトレットのショッピングモールに孫も入れて5人で行く予定ですが、長女が少し熱があるみたいで案じているところです。

その他にも、嬉しいことがいくつもあり、何人かの人にメールを返信しなければならないのですが、今日はこれで閉店とさせてください。

明日以降にご返事を入れたいと思っています。

それではこれにて・・・

お休みなさい。

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