ネットの世界は信じれるものが宿る「新しい道」なのかも・そして1月号の「あ・うん」が仕上がりました

♥ 師走も折り返し地点を過ぎ、私生活やお仕事の方面でも気ぜわしくなり始めてきたのではないでしょうか?

ここしばらく温かい日が続いてきたこともあり呑気に構えていましたが、そろそろ今年一年を総括するときが来たようです。

石川県は北陸新幹線と連続テレビ小説「まれ」で賑わいを魅せた一年でしたが、私の仕事に関しては厳しさを取り払えない年でした。

催事をしてもお客様が集まらず、お客様から店の存在を否定されているかのようで自信を失うことも少なく、限界を感じさせられるものがありましたが、その一方で、オンラインショップやブログからの出逢いは年々増えていて、小さな商圏の中できもの専門店として生きていくのが難しい時代に入っていることを感じさせられています。

おそらくこの現象は加速していくのではないでしょうか?

そのことを思うと、ネットの世界に足を踏み入れて本当に良かったと思っています。

私に力を貸してくださっている商工会や、その関係者のお蔭かと思いますが、時として、この現実を同業者に話をすることがあります。

皆が口を揃えて言うことは、「着物がネットで売れるなんて信じられない」と、異次元の世界のように不思議な眼差しで視られがちで、自分でも内心ではもそう思っていますが、一心に販路を広げたいと願う気持ちが、少しずつ商売の姿勢を変えたのではないかと思います。

同時に呉服店さんと関わりに薄い着物初心者が、安心できる店を探していることもネットをしてみて感じましたし、気に留めてくださる方との遠い距離をどうしたら埋めることができるのかを一生懸命考えたことが、固定観念に捉われない発想へと結びついたのではないかと思うところがあります。

しかし、その道はまだまだ初心者で、安心を得られるものとなっていないのかもしれませんが私自身は変わりました。

この仕事に磨きをかけ、どれだけ時間がかかっても信じることに力を注ぎ、おしゃれを追求することに生涯をかけてみたい。

昔はそんなに強く思わなかったことも真剣に考えるようになり、不安と背中合わせでありながらも信じるものを手にすることができたことです。

その意味でも県内外のネットから私の店の存在を知る方々には感謝申し上げたいです。

まだまだ私には足りないものが沢山あります。

その事を素直に認め、現状で何ができるのかを考えていきたいと思っています。

目の前に迫る新しい年も苦労させられるでしょうが、お客様の声に耳を傾けてチャレンジしてみるつもりでいます。

CSC_0005aunn189gou.JPGそして忘れてならないのは、この情報紙の存在です。

今の店作りの原点とも言えるもので、地域の方々とのコミュニケーションツールになっている「あ・うん」で、ようやく№189の1月号が仕上がりました。

今回は娘にも手伝ってもらって、予定より早く仕上げることができてホットしています。

毎回ネタ探しに苦労させられていますが、このハードルを越えることが自分の力になっていて、初心を振り返る機会に恵まれているのかもしれません。

年内に回れる時間は限られていますが、この一年の感謝の気持ちを伝えたいと考えているところです。

それではこれにて・・・

お休みなさい。

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