今日も店にこもる一日で、これと言って変わったニュースはありませんでした。
窓から青空を眺めては春が来たことを確かめては、店の外に出てみると風が冷たいことに気付かされます。
長男夫婦がお母さんの墓参りをする前に店に寄ってくれて、タイヤ交換を終わらせたことを話していましたが、これで冬とはおさらばでしょう。
日に日に温かさも増し始め、桜の開花が待ちどおしくなる頃となりました。
そこで今日は小物でおしゃれを楽しむ春の着物コーディネートを紹介したいと思います。
まず先に着物と帯の組み合わせから・・・
小格子の小紋に若草色の名古屋帯で春の装いを作り出してみました。
爽やかでおしゃれ感を漂わせるコーディネートだと思っていますが、この装いを生かすためにも小物の合わせ方がとても大切になります。
帯〆を変えて二通りのコーディネートを考えてみました。
一つがオレンジ系の色が入った明るめの装いに・・・
もう一つは小格子柄と合わせたような組み方の渋めの帯〆を・・・
どちらも帯揚げにはダークな色使いのイチゴ柄を入れましたが、帯〆で着物の表情が変わることがお判りいただけるかと思います。
貴女だったらどちらを選ばれるのでしょうか?
いつもならここまでを紹介させていただいていますが、これに長女好みの長襦袢を合わせてみたのでご覧ください。
これがとても相性が良くておしゃれなんだな~
袖の振りと袖口から長襦袢がチラリと顔を出すこともあり、この部分を押さえておくと、あなた自身のセンスがうかがえる着こなしになることでしょう。
幾何学模様に可愛い柄がとてもお似合いかと思っております。
そして、この度初めて取り上げてみた江戸小紋半衿で衿を整えてみたのですが、白地に赤の細い線模様が可愛いと思いませんか?
何気ない取り合わせですが私は面白いと考えております。
帯〆を小紋柄に合わせるのか、衿の色に合わせるかで見立てが変わりますが、明るい春とフレッシュさ考えて赤っぽいラインが入った帯〆を取り上げてみました。
帯揚げも可愛いでしょ・・・
これでお友達と出かける装いが整いました。
皆さんは着物と帯の合わせ方にはこだわるものがあるでしょうが、細部に渡りストーリーがあるコーディネートがあると格別のおしゃれを楽しむことができるものです。
陽気も良くなってきたことだし、春のストーリーを考えてみてください。
いつでもそのお手伝いをさせていただきますので、気軽に相談してみてくださいいね。
話題は変わりますが、店の仕事をさぼって商工会から頼まれた「浴衣を着る日」の企画書を作ってみました。
お節介なおじさんと思われそうですが、私の仕事と関連性があるもので、取り上げてもらえるものであれば店の価値も上がるのではないかと思って真剣になっています。
それは『和がまちの浴衣の日』と題して始まる企画書で、中身は「古の街つくり」です。
初めてこのようなことを考えてみましたが、企画書を作っていて面白味が湧いてきました。
さて、どうなることでしょう。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






