【店主の呟き】
2025年は訪れてようやく日本社会が動き始めました。
今朝のワイドショーでは大間のマグロや函館産のウニが豊洲市場の初セリで高値が付いた話題が取り上げられていて驚かされました。
コロナ禍が明けて景気が戻りつつあるとのことでしたが、私の仕事からは感じられるところがなくて、業種の格差社会が現実のものになっているのでしょう。
和装業界は伝統というものを重んじなくてはなりませんが、そことばかりにすがっていては新しい未来を切り開いていくことが難しくなっていて、新しい世界を生み出していくアレンジ力が必要とされているのではないでしょうか。
お客様と接客する中で古典柄を強調しがちで、買い物をされる側としては安心と価値を手にすることができても、楽しいという感覚とは賭け離れたところがあるのではないでしょうか。
この「楽しい」という感覚が新しい市場を創り出し、着物に憧れを持つ人が増えるように思えます。
しかし、高価な品となるだけに我々の企業努力が求められます。
店内ではお年玉セールとしてオーダーメードのお仕立てが付いた雨コートを税込み価格27500円にで提案していますが、これがとても好評でしてね~
受け入れらた要因として考えられることが幾つかありますが、その一つに、帯〆を一点求めるようなお値段でご自身の寸法に合った雨コートが手にできるところが、新規のお客様の心を動かしたのではないかと考えています。
このことからもお手軽感はとても重要で、私が力説する「楽しさ」とをどのようにして結び付けたらいいかが大きな課題と言えるでしょう。
そのような話題から、先染めの牛首紬を和モダンに纏めてみたのでご覧ください。
【織の牛首紬を和モダンに着こなす】

そのコーディネート画像がこちらになります。
若草色の縞の伝統ある牛首紬を黄色の小千谷紬の紬地を黄色に染めて中に世界地図を描き出した帯で合わせ、足元を着物の地色に近い色の防寒草履と加賀染め足袋の魔女の模様でオンリーワンの「和モダン」を演出させていただきました。
【世界地図の帯】

こちらの帯を世界地図としていますが、模様はヨーロッパの地図を描いていて、帆船を加えてところに動きが引き出されているかと思っています。

そこに加賀染め足袋の魔女と魔女の帽子を加えたことで「和モダンの着こなし」が演出できたかと思っています。
賛否が分かれるのかもしれないが、この着こなし方に新しい風とワクワク感が半端なくあるのではないでいSょうか。
この装いでお出かけになったなら見る人の目を引き付けるだけだなく、着物の世界に新しい風をが吹いていることを受け止めることとなるのでしょう、
こうした広がりが業界を変えて行くのかもしれませんね。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







