ご相談をいただいている「夏着物の縞柄」を紹介してみます・そして物が作られなくなった時代

 お客様が大勢押しかけてくる店ではないのに、なぜか忙しい。

6月号の情報紙を作らなくてはならないのだが、それも気持ちが落ち着かなくて未完成で、自分でも何をやっているんだと問いかける日が続いています。

仕事って単にこなすだけならば、頭の中は渋滞しないのでしょうが、一つ一つに考え、実りのあるものにしようと思うから時間がかかるのかもしれません。

特に新しい風を起こすところに面白さを感じるところがあり、その魅力に取りつかれたようにいつも考えている気がします。

今は初夏の扉が開いた夏物のことで頭がいっぱいで、次の一手をどうしたものかと頭を悩ませているところです。

ひらめきが欲しいですね~

今日は或るお客様からご相談を受けている、夏のカジュアル着を映像で紹介したいと思います。

帯とのコーディネートはありませんが、お楽しみください。

受け賜ったご相談はリーズナブルな価格の縞柄の夏着物を望んでいらっしゃって、綿麻素材に麻100%の小千谷縮、そして絹麻着物をアップさせていただきます。

トップバッターは綿麻の着物から・・・

DSC_0004mennasanokimono-5.JPG

DSC_0005mennasanokimono-6.JPG1≫ ベージュ地にグリーンの縞が入ったものです。

   お値段は税込¥34,600の品

DSC_0006mennasanokimono-7.JPG

CSC_0004mennasakimono.JPG2≫ 水色系でお値段は税込¥34,600の品になります。

次にセミの羽根のような小千谷縮になります。(麻100%)

CSC_0012odiyatidimi-1.JPG

CSC_0015odiyatidimi-2.JPG

3≫ 色は黄緑系で個人的には好みの色合いです。

   品番:0-08217-20

CSC_0017odiyatizimi-1.JPG
CSC_0019odilyatidimi-2.JPG4≫ こちらも小千谷縮で個性は好みの縞かと考えています。

     品番:H-08028-11

CSC_0024kinuasakimono-5.JPG

CSC_0022kinuasakimono-7.JPG5≫ そして最後に紹介するのは絹麻の着物になります。

   風合いはサラッとしていて、小千谷縮より肌触りが滑らかなには絹を50%使っているからだと思います。

   お値段は税込¥118,800の品

ところで今年も数日前に紹介させていただいた高島クレープが好評で県外の方からもご注文は入ってきています。

ある程度の在庫を用意していますが、夏着物や浴衣、そして夏帯になるとメーカーでは売れ筋の商品を売り切っていて、新たに新しい商品を準備することが難しい状況になっています。

夏はこれからというのに、店作りが難しくなっているが現状で、これは夏物に限った現象ではありません。

現在或る方からこだわりにある古典柄の振袖のお見立てを依頼されていて、ご予算に合った商品を京都出張の折に見て回るのですが、適品が極めて少なくて随分様変わりしたことを感じています。

また、古布を使った飾り物を作る会社も少なくなっていて、長年取引をさせていただいている京都の仕入れ先が6月いっぱいで完全廃業することの知られが届きましてね~

店の供給先を一社失う訳ですが、至る所でこのような事態が水面下で起きています。

裏を返せば店が取り扱っている商品の市場が急速に小さくなっていることを物語っていて、小売店さんのプロ意識が問われている気がしてなりません。

資本力に乏しい店には激動の時代といえるのかもしれませんが、その中でどのようなかじ取りをしていくのか?

名案なんて見つかるものでもなく、一つだけ言えるとしたらこの仕事を好きになることではないかと思っています。

好きになればオリジナルティーの工夫も生まれますし、辛いことも乗り越えられるのではないでしょうか?

気休めみたいなことを呟いていますが、信念を持って踏み出せる人間になりたいですね。

それではこれにて・・・
お休みなさい。