山ぶどうのバックをコーディネート・そして夏衣として快適な小千谷縮の特徴とは・・・

  風が吹き抜ける爽やかな日となりました。

昨日の疲れを癒すかのようにゆったりと仕事をさせていただきましたが、これも月初めだから余裕が持てるのでしょう。
時間が過ぎると焦り始めるのが目に見えているのにね。

そんな私からの提案、先月仕入れた山ぶどうのバッグがいち早くお嫁に行ってしまったもので新たに準備してみました。

そこで今日は山ぶどうのバッグを使って夏の装いを組み立ててみたのでご覧ください。

DSC_0014yamabudounobaltuguwoko-dhine-to.JPGそれが小千谷縮と組み合わせた夏の装いです。

新しく用意した山ぶどうのバッグを中央に置いて日傘と夏草履も加えてみました。

DSC_0006yamabudounobaltugu.JPGバッグは幅35㎝・高さ22㎝で12㎝あるものです。

バッグの中が見えないように小紋柄の生地を使った巾着が取り付けられていますが、紐を解かずとも脇からお財布やスマホなどが取り出せるように工夫されたものになっています。

巾着の生地も組紐の絹素材を使ったもので、カジュアルでありながらも高級感があり、自然界の山ぶどうの蔓(つる)を使っているだけあって、非常に硬く強度のある篭といえます。

これからの季節だと、単衣用の紬であったろ木綿に着物などにもお似合いで、こう少し季節が進めば小千谷縮にもおしゃれを楽しむことができるバッグだと思います。

一方で洋装に使われる方もいらっしゃって、活用範囲も広いのではないでしょうか?

お値段は税込8万円以上するこのですが、無理を言って安く仕入れることができたもので、税込59,400円にて店頭に出すことにしました。

DSC_0023yamabudounobaltuguwoko-dhine-to.JPGこの篭に栗山公房で染めた紅型の日傘を合わせてみたのですが、これがドンピシャ合うんですね~

生成りの麻100%の素材に濃紺で染められていて、長さが約72㎝、骨の長さが50㎝の大きさで、お値段は税込27,000円の品となります。

女性にとって日傘は必需品かと思っていますが、是非おしゃれにもこだわってみてください。

そして、忘れないで欲しいのが夏草履です。

DSC_0013natuzouri.JPG新たに鼻緒が違いで2種類の草履を揃えてみました。

コーディネートには右側の色目の浅いベージュを使いましたが、左側の水色系も涼しそうでなかなかのものでしょう。

鼻緒は絹の絽縮緬の生地を使っていて、台は横巻きが白で天はパナマ風の素材を使った合皮となります。

お値段は一足19,440円で、リーズナブルな価格帯で揃えました

オンラインショップに山ぶどうのバックと夏草履を載せたので、よろしければオンラインショップからも購入が可能かと思います。

参考にされてみてください。

以上が山ぶどうのバックから広がる小物コーディネートになりますが、今回の主役はなんといっても小千谷縮になるのかもしれません。

CSC_0013oziyatidimi.JPGそこで最後に小千谷縮の麻素材の快適さを紹介したいと思います。

これまでに何度か小千谷縮をコーディネートさせていただいていますが、夏衣としてサラサラとした風合いが肌触りを気持のいいものにしていて、セミの羽根のようだと例えたお客様がいらっしゃいます。

実に的を得た表現法だと感心させられましたが、映像からも麻素材が重なり合っている部分が見た目の色で、その前後が素材に透明度があって、背景に置いた黒の色がうっすらと見て取れるかと思います。

これが夏物の素材なんですね~

通気性があり汗ばんだ肌であっても素材が肌に吸い付くことがなく、汗ばむ夏に優れた素材感かと考えています。

どうしてもシワを避けることができませんが、それも手アイロンでカバーできることでしょう。

近年は最も人気があって、注目の的となっているのが小千谷縮かと思います。

DSC_0039odiyatiduminohanneri.JPGそのような快適さから小千谷縮の半衿も作られていて、一般的日は白地が多い中で、こちらの半衿は少し趣が変わった半衿といえます。

色合いをクリアーに表現することができませんでしたが、藍染のボカシ染めになっていて、白で模様を入れているんですね~

とてもおしゃれな半衿で、仕入れて間なしにお嫁入りが決まり映像だけ取らせていただいたものです。

今回のコーディネートの中で紹介してくて採り上げてみました。

これから夏本番を迎えますが、汗がしたたり落ちるときだけに、完璧なコーディネートで外出を試みたいものです。

暑さの中で着物を着るというハンディーがあるだけに、装いが決まったのおしゃれは格別なものになるだけでなく、すれ違う人の心を捉えるものになると思います。


私に店でよろしければ、そのお手伝いをさせていただきたいと思っているのですが・・・

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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