美しいと感じ取れる技

 

東京が本社になる仕入先の担当者が社長さんと共に尋ねて下さいました。

先日も京都の仕入先が今日と同じように、ご挨拶にお越しになられましたが、その姿勢をみて感じさせられることが沢山あります。

 

何かと忙しいのが社長さんです。

こうして時間を作ってわざわざ来てくださって恐縮しましたね~

 

私は常日頃、数字を見たり会議をすることに熱心な社長さんが多すぎるように思っていて、現場を知らない、又はお得意先の店を知らずして会社の舵取りが出来るのだろうかと不思議に思っているんですね~

 

中には社長の顔を見たことのない会社もあるくらいで、お得意様の声を聞かずして一般論を語るなよ・・・・・なんて思ったりしてね。

 

数年に何度かは、お得意先の土俵に上がりコミュニケーションを取ることが会議より大切な仕事のように思うのですが・・・・・

 

こうして時間を作り、私みたいな小さな店にまで来てくださるなんて感謝したいです。

 

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今日お越しになられた社長さんに、「今の小売店に何を望まれますか」と、問いかけた所、このような返事が返ってきました。

 

今のきもの業界は、安くすれば売れるという時代ではなくなりました。

大切なのは感性を磨き美しいと感じ取れるコーディネートの技であり、落語家が一流であると言われるような芸にも似たセンスを磨くことが求めれれていると思います。

 

聞きながら、自分の考え方と一緒だ・・・・・

でも、簡単なようで難しいのが感性の技。

マニュアルというものがありませんからね~

 

わずかな時間でしたが、社長さんに元気を頂いたみたいです。

 

今日の写真は小紋に袋帯を合わせたものです。

奇麗なコーディネートになったと思うのですが、時代の流れに付いていっているのかな~

確かなものが判らないから、この仕事が面白いのかもしれませんね・・・・・

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