ようやく消費者が浴衣選びに動き始めた感じがします。
初めて尋ねてくださる方は、最初に量販店を下見している様子で、これまで見てきた浴衣とは違うことをお話されます。
ようやくお客様が店を選ぶという土俵の上に浴衣が乗ったみたいで、選ばれる店であることを期待したいものです。
いつもの年より動き始めるのが随分遅い感じがして、店作りをする側としてやきもきさせられますが、店の品揃えを信じて残された時間を大切にしたいと思ってます。
さて今日は、趣を変えておしゃれな袷の着物に合わせる帯を紹介してみます。
或る方の着物相談に応えるための映像ですが、ご一緒にお楽しみください。
初めにグリーン地のお太鼓柄の名古屋帯になります。
金銀糸や箔というものは一切使われていなくて、模様を浮き上がらせて織られた西陣名古屋帯になります。
用途的には紬の着物や、更紗やローケツ染めなどの趣味性の高い着物に合わせていただけるとおしゃれな装いになることでしょう・・・
同じ種類の辛子系の帯になります。
これは紺地で柄にまとまりがあるので、色無地にも合わせていただけるのではないでしょうか?
色は個性的ですがシンプルな模様かと思っています。
この中ではもっともオーソドックスな模様で、地色はベージュになります。
お値段は4点とも同じで、10万円代の帯であることだけ申し上げておきましょう。
ご相談をいただいたお客様には、送られてきた着物にコーディネートさせていただいた映像をメールでお届けしたいと考えていますが、秋冬物として味のある帯でもあったのでご紹介してみました。
こちらの話題はここまでにして、明日は京都出張の日です。
時の流れるのは早いもので、和雑貨の仕入れ先では来年の干支になる酉(とり)年の置物が発表になるんですね~
酉の木目込み人形も発表されるこので注文を入れておきたいと思っておりますが、小物であっても前もって手配をしておかないと、特徴にある店作りができない難しい時代になっています。
現在店で展開している浴衣も1・2月に注文を入れておいたものが店に並んでいて、売れるであろうと考えた見込みが間違えると、後に痛い思いをさせられるんですね~
このさじ加減がとても難しい訳ですが、危険を回避した仕入れであってはならないし、むしろ販売するために何をするかが問われているのではないでしょうか?
責任も付いて廻るだけに、単価の低いものであっても浮かれた気持ちでは仕入れはできません。
蒸し暑い日になりそうですが、痛い経験を思い出しつつ仕入れ先を見て歩きたいと思っているところです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






