重い腰を上げて店内の秋の設えをしはじめたところですが、今一つ気持ちが乗りません。追い打ちをかけるように孫たちが店に来ていて、店にいる間は私が遊び相手。
仕事への意気込みも孫に打ち消されて、実りの薄い日だったかもしれません。
それにしても蒸し暑い日です。
リオ・オリンピックでは決勝に進出した400mリレーで、日本が銀メダルという偉業を達成したみたいで、テレビの釘付けになって人も多かったと思います。
今回のオリンピックは、日替わりでいくつもの感動を私たち日本人に届けてくれていて、外出しなくても退屈しないかもしれませんね。
消費が落ち込む8月に連日の猛暑日とリオ、オリンピックから届く多くの話題が重なり、お盆明けから来客数が少ないのも、うなづける話なのかも・・・
割り切って、秋商戦に向けての種まきと準備に知恵を使うことを優先した方が賢明みたいです。
「どう動くのか!」が、問いかけられている気が致します。
今日は県外からご相談をいただいている宝尽くし柄の名古屋帯を紹介してみたいと思います。
その方は60歳ぐらいの方で、お茶を習っていらっしゃって、地色の濃い品をお探しのようでした。
皆さんもご一緒にご覧ください。
1≫ 宝尽くし柄の名古屋帯として最初にご紹介させていただくのは、市松取りになった黒地の品で映像はお太鼓になります。
西陣織で唐織になっているものです。
ワンポイント柄の織り方になっていまして、これが腹の部分になります。
九寸名古屋帯なので帯芯を入れて仕立てると帯巾は若干狭くなりますが、半分にしたものがお腹に出てくる模様だと考えてください。
ベースに宝尽くしの模様が浮き出ているのもこの帯の特徴です。
帯芯とお仕立て代を加えたお仕立て上がり価格は、税込¥77,760になります。
2≫ こちらはグレー地の西陣織九寸名古屋帯になります。
こちらが腹に出る柄で三通の柄の取り方をしております。
お仕立て上がり価格は、税込¥97,200の品です。
3≫ この中で唯一六通柄となったもので、お太鼓柄を気になさらすに締めていただける西陣九寸名古屋帯になります。
色が赤味のある茶系で、こちらも唐織で織られたものです。
地紋が紗綾形(さやがた)になっていて、お仕立て上がり価格は、税込¥129,600となる品です。
4≫ 黒地の唐織になったワンポイント柄の西陣名古屋帯です。
この部分が腹に出る模様です。
こちらはベースとなる地紋にもこだわりがありまして、市松取の中に花菱と松葉文が織られているものです。
お値段は仕立て上がり、税込¥14,9040となります。
以上4点を紹介させていただきます。
ご検討してみてください。
ここから話題が変わります。
毎年恒例となったいる10月の神無月展のプランを二月前から考えていて、今回は「信州上田紬」を特集することができないものかと検討しているところなんですね~
純然たるカジュアルきもので、どれだけにニーズがあるものなのかを考えると不安なところがありますが、この世界を伝えていかないと着物愛好家を増やしていけないかと思うところがありまして、その切り口を上田紬で探ってみたいと考えています。
ついては明日、長野県上田市にある上田紬の機屋さんへ足を運ぶことになっていて、現場を視て、作り手の想いや呉服店に望むことなど、現状がどのようになったいるかを聞かせていただくつもりでいます。
明日も暑い日になるかと思いますが、この日を楽しみにしていて神無月展に生かしてみたいと思っています。
外部から刺激をいただくことで、心は一気に秋に向かうのではないかと思っていますが、さて、どうなることでしょう・・・
そのレポートはを明日の記事にしてみたいと考えているところです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。