台風と何か影響しているのでしょうか?
店内のエアコンが効いていないかのような暑さを感じる一日ではなかったかと思っています。
これだけ暑いと着物から遠ざかりたい気持ちになりますが、目で楽しめる世界もあっていいと考え、10月の神無月展に採り上げてみることにした信州上田紬をお茶目にコーディネートしてみた。
楽しんでください。
まず先にこちらの映像から・・・
玉ねぎ色した格子からの上田紬にワンちゃんの染帯という組み合わせです。
着物と帯の共通項柄は格子柄で、優しい色合いの着物をビシット濃度の濃いグレー地で締めたものですが、ワンちゃんがとっても可愛くて、心惹かれる方も多いのでは・・・
これも紬の楽しみ方かと思っていて、親しみやすさが演出できたかと思っております。
前の感じもお見せしましょう。
秋の色として注目を集めている苅安(かりやす)色を帯〆に使ってみました。
ゆるぎの帯〆ではありますが、このようにコーディネートをしてみると肩の力が抜けた感じの着こなしになり、心も弾むのではないでしょうか?
カジュアルの着物って、決まりごとの多い着物とは違うことがお解りいただけたかと思います。
この上田紬は手織で織られていて、その風合いから温かさを感じる素朴さがあり、裏地を付けた袷対応の着物になります。
なので季節的には10月頃から4月までのものですが、その間には紅葉の時期ややクリスマス、そしてお正月や花見の季節もあることから、いろんなシーンに活用していただけることでしょう。
お友達との会食や同窓会なども含め、楽しい着こなしで周りを和ませる着こなしをしていただけると、上田紬も生かされる気がします。
こちらが先日お伺いした小岩井工房の上田紬で、私が見分けた品の一つになりますが、10月の神無月展ではより多くの品を揃えて紬の魅力に迫ってみたいと考えています。
勿論、楽しい帯との組み合わせもお届けできればと思っています。
お楽しみいただけたでしょうか?
残暑が厳しくて、着物に目が向かないときかと思いますが、目の前に秋が迫って来ているのも事実。
アンテナを上げて、着物で秋を楽しめるスポットやおしゃれな着こなし情報を集めて、いつもと違う秋を過ごしてみてください。
私の店でよければ、そのお手伝いをさせていただきますよ・・・
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






