雪がさほど積もらないと思っていたら、予想に反して銀世界になりましてね~
今年3度目となる雪透かしから一日が始まりましたが、考えてみれば、この冬の雪透かしが3回目って過去にあったでしょうか?
あまりにも少なくて、負担にならない朝の運動だったように思います。
だけど気がかりなのは、足元が悪いと来客が望みにくいことです。
2月という月は、ただでさへお客様が少ないこともあり、仕事のことを考えるとテンションが下がります。
もやもやすろものがあり、「春が来い!」と呟く自分を抑えきれません。
そこで今日「春が来い・着物コーディネート」をしてみることと致します。
春といえば桜色になるのでしょうが、私の中では菜の花の黄色か大地に産声を上げる草木の色。
採り出したのは黄緑色の信州上田紬。これで春を呼び込むこととしました。
いかがでしょう・・・
20代・30代の方がカジュアルきものに興味を持ちだと、ある資料に書いてあったもので、そのことを意識してみましたが、ストライクゾーンに入ったでしょうか?
ツイッターなどで若い年代層の着物コーディネートを拝見していると、コーディネートがゴジャゴジャして私の好みではありません。
このようにスッキリした合わせ方もおしゃれでしょ・・・
着物、帯、そしていくつかの小物が支え合って、一つの装いが完成するもので、色彩や模様のメリハリが足りないものを補って、一枚の絵を映し出すものだと思います。
だから、それぞれのパーツは小さくても主役で、パズルのピースをはめ込んで完成するのではないでしょうか?
こちらのコーディネートで春を伝えているのは黄緑色の上田紬です。
小格子柄や紬の素材からもおしゃれな感覚を表現することはできますが、それだけでは物足りません。
そこに墨色でマーブルチョコレートのような模様の帯を合わせることで、無機質な着物に表情が現れ、初めて楽しい気持ちが湧き上がるのでは・・・
合わせた帯はしゃれ袋帯で、ドット柄は遊び心を持たれる方には人気柄の一つかと考えております。
そしてここからケーキで例えるなら仕上げのデコレーションが始まるのです。
使った帯揚げは花びらの形をしたピンクベージュ系の色で春を添え、パンダの鼻緒で面白さを加えてみました。
かんざしは桜、三分〆は空、帯留めは花園をイメージしたものですが、可愛いでしょ・・・
こうして春の装いを考えてみました。
画像からもワクワクする春を感じ取れたかと思います。
春の遊び着としてデビューできたなら、素敵なコーディネートに振り向く人が多いのではないでしょうか?
好きなことを書いて違和感があったかもしれませんが、私は春が来た気分になることができました。
「スッキリ・・・」です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。