京都は二日間とも晴れ、日中は残暑の厳しさがありました。
予定していた仕事を終えて戻ってまいりましたが、少し疲れたかも・・・
秋の扉が開き物作りをしている仕入れ先を訪ねて歩き回りましたが、意外と同業者が京都に入っていないことを感じました。
今回に限ったことではありませんが、積極性に乏しい業界であることを思ってしまいます。
私はこの秋に向けて、カジュアルの装いにこだわりたいと考えていて、おしゃれな帯を中心に探し歩く二日間だったかもしれません。
それは、10月の神無月展において信州紬を特集するにあたり、帯とのコラボを考えているからです。
なぜそのようなことを思って京都に出向いたかと申しますと、商品仕入れは単にいいものがあったら買い物をするというのでは、秋の店作りを考えたときに、力強さに不足するのではないだろうか?
そんな問題意識を抱いていたからです。
大手企業CMを見ていると、新しく市場に打って出る看板商品がテレビや新聞などの媒体に大きく告知されています。
この秋は「新商品の〇〇で勝負!」と言わんばかりの勢いを持って、私たち生活者に問いかける戦略を見ていると、一つの方向性を定め、その目的に沿って動き出す姿勢というものがうかがえます。
今まで大手企業の取り組みを何気なく見ていましたが、「これが経営というものではないだとうか?」と、問題意識を持つようになりましてね~
家族経営の店であっても、考え方として自分の店をどうしたいのか、何をお客様に訴えたいのかの方向性を定めないと、漠然と季節を刻むだけの店になってしまう。
そのこともあって、10月に展示会に向けてカジュアルにこだわるのなら、何をなさなければならないのかを自分に問いかけて京都に向った次第です。
小さな店だけにできることに限りがありますが、仕入れに対する問題意識を持っていただけに、その一点に集中しておしゃれな帯を選ぶことができたのではないかと思っています。
蟻(

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






