とても暇な一日でした。
今月に入ってお客様の来店数が少なく、秋の香りが届き始めては蒸し暑さが戻ることを気にかけながらも今日は9月15日。
今日という日が中秋の名月であることをご存知かと思いますが、営業マンは今月も半分が過ぎてしまったと焦り始めているのではないでしょうか?
私もその一人ですが、絵に描いたように事が進まないものです。
繰り返される商売の波、安心の二文字はどれだけ経験を積んでも私の手の平に乗らないことを味わっております。
それでも明日に向けての準備だけは怠ってならないと考えていて、ここしばらく試行錯誤していた10月の神無月の会の販促物の構成ができ上がりホットさせられています。
それがこの映像です。
他店の品のいい案内状と違って、紙切れ一枚の手書き文字で作られたもので、タイトルは「信州紬展」と題して、信州三大紬にこだわってみたいと考えて構成したものです。
水面下ではこの会に向けての商品の準備が進んでおりますが、今時着物の写真が一枚の使われていない販促物って珍しいかもしれませんね。
これが私流のメッセージの伝え方なんですね~
大筋の概略を申し上げますと、信州で作られている「上田紬」・「伊那紬」・「三才山(みさやま)紬」の信州三大紬をおしゃれな帯と共に紹介してみます。
加えて、おしゃれを引き出す帯〆帯揚げなどの和装小物にもこだわってみたいと思っていて、街着のトータルコーディネートが提案できたらと考えてます。
その一方で、着物愛好家がどれだけこの地域に潜んでいるのだろう・・・
そんなことを想像すると怖いものがありましてね~
しかし、年に何度か新しい商品を地域の方に披露するのが私の仕事だと考えたとき、結果を恐れていては何も変わらないし、着物ファンと共に歩く店にならない。
そのような小さな使命感もあって、私の好きな紬を採り上げたものです。
必ずや帯とのコーディネートにワクワク感を感じていただけるものがあると信じておりますが、この取り組みが販路を広げるもになるためにも、県外の方にもお越しいただきたんですね~
そのためにも、会が始まるまでに様々な角度から情報を外に出したいと思っているところです。
結果がどうであれ、カジュアルに特化した店を築いて行きたいと考えていて、今回の取り組みを足掛かりに販路拡大に力を注いで行く覚悟でおります。
そして明日は違った角度から新しい道を探る銀座での展示会が開催される日です。
数件のお客様が遊びに寄っていただけそうなので早朝に東京へ向かいますが、新しい出会いの場となればいいのですが・・・
決して押し売りをするものではないので、案内状がなくても私の店の名前を出していただけたら、フォーマルからカジュアルに至るまで着物の世界を味合うことができます。
及ばずながら田舎者の私がサポートさせていただきますが、着物談議で終わったもかまないと思っています。
大切にしたいのは「出合い」です。
この一点に新しい船出があると考えていて、私の感性が通用するのかを確かめてみたい。そんな気持ちでいます。
どうか時間が許すようであれば寄ってみてください。
銀座松屋さんのすぐ後ろにある紙パルプ会館の2階の会場でお待ちしております。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。