どしゃ降りの雨が降り止まず、外に出ると頭からは水が流れ落ち、着ていた洋服はビショビショ。シャツはシワシワになり、革靴も湿っぽくてストレスが溜まる外回りになりました。
とにかく雨がよく降ります。
この雨で被害が出ている県もあるようですが、しばらく続くようなのでくれぐれもご注意ください。
夏になると浴衣が注目されるようになりましたが、一方で絹物の夏物相談が少なくなるとい構図が年々色濃くなっています。
ここが和装業界として苦しいところで、小さな商圏の中で着物にこだわって着物ファンを増やしていくことは、他と違ったやり方で臨まないと意味がありません。
新しい道を見つけ出せたらと、販路拡大にも繋がると考えたれるSNSからの情報発信を欠かせないようにしていますが、ふと、仕入れ先の社長さんが言っていた言葉が頭を過りました。
「本物は人の心を動かす!」
重たい言葉です。
私たちは小手先で物事をかたずけようとしていますが、物事の本質を見抜く力を持たないと、時代の流れに流されて終わってしまうのかもしれません。
ビジョンを持つことは誰にでもできることですが、揺るがぬ信念は経験から生み出されるものです。
その意味でも失敗や立ち往生は、「本物」が何処にあるのかを見つけ出すチャンスと言えるのかもしれません。
世の中に流れに踊らされることなく、この店に合った店作り在り方をもう一度考えてみたいと思います。

小千谷ちぢみをコーディネート
これは個性的な格子模様の小千谷縮をコーディネートしたものです。
明るいパステルカラーにおしゃれ感を感じていただけるかと思いますが、甘い色合いをまとめたくて、濃度のあるワイン系の麻八寸帯の全通柄で組み合わせてみました。
着物と帯の強弱がほどよく組み合わされて素敵な装いかと思います。

小千谷ちぢみをコーディネート
個性をもっと出すことができればと、着物や帯に使われていない色の帯〆と帯揚げで装いをまとめてみました。
多くの色が入ったコーディネートになりましたが、いやらしさがないでしょう・・・
個性的な女性に着こなしていただけたら目に付くでしょうね~
涼しさを強調するコーディネートととは言いにくいかもしれませんが、差別化が図れる面白味があります。
参考になるものであればいいのですが・・・
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







