今日は神無月展のテーマである信州三大紬からまことにおしゃれな伊那紬をコーディネートしてみたのでご覧ください。
私が選んだ紬は白地の伊那紬。
それがこちらです。
全国には多くの紬の産地がありますが、白が着物地を埋める着物ってあまり見たことがないのでは・・・
そして白地に添え添えられるように入れられたエメラルドグリーンの線。
そこに美学があるように思っているのですが、ステキな女性がお召しになられる着姿を想像して帯をあわせてみました。
それがこちらのコーディネートです。
かっこいでしよ・・・
紬なのに舞台かテレビに出演するようなエレガンスな組み合わせかと思っています。
エメラルドグリーンの横線は1本と2本が交互に全体に入った紬地で、「これが紬なの」って、目を疑う方も多いのではないでしょうか?
合わせた帯はモダンさをにじませた塩瀬の帯で、お太鼓の模様は8世紀から13世紀のスペイン芸術を帯に描いたものです。
普通の人では着こなしの難しいコーディネートかと思っていますが、私は随分気に入っております。
それでは帯を変えてもう少し砕けた装いに・・・
紬地に染められた全通の帯で組み合わせてみました。
「誰が着るの!」と、言われそうですが、このようなおしゃれがあってもいいのではないでしょうか?
着物が白地とあって街に繰り出すのに勇気がいりますが、誰もが降りむこことでしょう・・・
いずれのコーディネートも紬でありながらエレガンスでとってもオシャレ。
そのポイントは白とエメラルドグリーンの線にあるのかもしれませんね。
帯〆帯揚げまで合わせてみたかったのですが、少し疲れていまして断念させていただきました。
そして明日は町内の草むしりの日です。
朝6時半から決められた場所に出向かなくてはならず、早く切り上げて体を休めることにしました。
簡単な記事になりましたが今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






