本格的な冬が訪れて、お正月気分の気の緩みが一気に逆転したかのような緊張感が漂い始めています。
冷たい風と雨が今にも雪に変わり始めそうな天気で、時折ミゾレになると、「いよいよ来たか~」と、身構える一日だったかもしれません。
週末には積雪があるとのことで、この土地に暮らしていれば当たり前のことなのに、余計な心配事が増えるだけに気が重くなります。
東北地方に比べれば随分暮らしやすいのに、身体が楽を覚えていて抵抗力を失っていているのかもしれませんね。
雪が積ってしまえば、開き直れるのですが・・・
さて、今日は私が想い描いている「江戸の粋」を紹介してみたいと思います。
それは墨色をベースに格子柄で縦縞を映しだした江戸小紋に、同色系の色で染めた格子柄の帯との組み合わせです。
そして、この時期には欠かせない時雨草履を添えたものですが味があるでしょ・・・
派手な色がまったく入らない静かな装いが、なぜか女性が持ち合わせる色気を引き出していて、カッコよさが伝わってまいります。
時代劇に登場しても可笑しくないかもしれませんね。
「粋な姉さん」というイメージがありますが、それだけに、上級者のような着こなしに思えるのかも・・・
男目線からすつと惹かれるものがありますね~
「江戸の粋さ」の定義を良く分かっていませんが、モノトーン系のシンプルな着こなしだとしたら、その枠内に入るコーディネートだと思えるものがあり紹介してみました。
さりげなく着こなすだけでおしゃれ感を楽しめて、素敵でしょうね。
ところで、夜の深まりと共に雪雷が響き渡るようになりました。
いよいよ冬将軍が来たようです。
今晩の着付け教室も終わったことだし、今日はこれで家に戻ることとします。
それではこれにて・・・
お休みなさい。