昨夜は熱帯夜となりなかなか寝付かれませんでした。
そのことが影響したのでしょう。
午後から睡魔が襲って仕事に身が入りませんでした。
暑さもありますが、疲れが溜っていているのかも・・・
店は昨日で音のない音楽会が終り、きものコーナーは再び夏物一色の売場へと変身致しました。
ゆかた商戦の前半が不振だっただけに頑張らなくてはなりませんが、今ひとつ盛り上がりに欠けていることが気にかかります。

出入り口の飾り付けは「夏休み」
気にかかることがあっても店は遊び心を忘れないようにしていて、店の出入り口の飾り付けは「夏休み」。
娘の演出ですが、季節の移り変わりを手作りで表現させていただいています。
カジュアルな感じで親しみやすさもあって、楽しいことを探すことが好きな店なんですね~
この店の特徴の一つかと思っていますが、それは商品の品揃えにも現われているかもしれませんね。

「夏の香り」カニ柄の着尺につわぶきの帯
こちらは夏物の装いで、小千谷の織物の夏物生地を黒地に染めて「カニさん」を浮かび上がらせた夏紬の小紋で、その着物に麻の帯地を絞り染めした「つわぶき」柄の帯でコーディネートしたものです。
そしてこの装いの履き物に、竹皮を使った草履下駄にパンダの刺繍鼻緒を組み合わせ品で組み合わせてみました。
好みもあるかと思いますが、楽しい気持ちにさせてくれる取り合わせだと思いませんか?

パンダの刺繍鼻緒の草履下駄
特に着物に登場するカニさんとパンダの鼻緒が可愛いと思いませんか?
私は街着として着られるなら、フォーマルの装いとは真逆の遊びのある着こなしが楽しいのではないかと考えていて、この考え方で店作りを長年続けていると、知らず知らずのうちに価値観を同じくしたきものファンが集まってくるような気が致します。
そしてそれが店の個性となって、他店との違いを明確にしていくのではないでしょうか。
時代の変化もあって、この先、着物需要が伸とは思いにくいところがあります。
この点についてはここでは触れませんが、着物マニア向けの店を作っていくことは、限らせた市場の中で生き残るための技かと思えます。
何より、仕事が楽しいと思えることが一番で、この感情は理屈ではなくて楽しいからその先のことも楽しさを求めるので、この循環が長続きするコツになっているのかもしれませんね。
論点が合わない記事になっていますが、楽しいと思っていただける店を作って、多くに人に利用していただけるきもの専門店になれたら素敵でしょうね~
そんな店を目指したいです。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







