入卒用の装いとは!そして桜柄の刺しゅう帯とカスミソウの染帯で入学式をコーディネート

   寒波が日本上空に居座っているのに「春はもうすぐ」というのも可笑しな話ですが、この春お子さんが入卒を迎えられるお宅は、そのような心境でお過ごしかと思います。

お子さんが小学校にご入学される先は、ランドセルや制服など買いそろえなければならないものも多くありますし、お母さんの装いも考えておかなくてはなりません。

なので、何かと気ぜわしくしていらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今日は私の仕事の分野から、お子様の入学式を着物で迎えるお母様の装いを紹介してみたいと思います。

若いお母様には、着物を着ようと思っていても何を着ていいのか判らないと思っていらっしゃる方が随分多くいらっしゃるのではないでしょうか?

お子様の門出の式典ともなれば正装といのは想像がつくかと思いますが、それを着物の世界に当てはめるならば、裾に模様が入っている訪問着や附下、または、模様が入らない色無地や、模様の主張が少ない無地風小紋が一般的とされています。

しかし、近年はその線引きが難しくなってきていて、TPOを深く考えないで着物を着ることに意味を持つと思っている方も少なくないようです。

着物業界からすれば歓迎したい面もあり複雑な気持ちでいますが、最もオーソドックスな着こなしとなると色無地ではないでしょうか?

コストの面でもご負担を掛けるような着物ではありませんし、帯の合わせ方も比較的簡単で、なによりも式典の場にふさわしい着物と言えるからです。

そんな想いもあって、当店でコーディネートしたものを紹介してみたいと思います。

DSC_0004iromuziwoko-dhine-to-2017.JPGそれが、色無地でコーディネートしてみた装いです。

無地の色を綺麗なレモン色を選択し春を感じる桜の帯で組み合わせたものですが、控えめでありながらおしゃれ感と格式の高さを感じていただけるかと思います。

DSC_0006akuragaransisilyuuoobi.JPG帯はシルバーの照り感のある素材に桜を刺しゅうして模様を浮かび上がらせたものでステキでしょ・・・

DSC_0009sisilyuuhanneri-nilyuusotuyou.JPG着物にはエレガンスな地紋が入っているものの、着物の格を上げる意味で刺しゅうの半衿を加えて華やかさを演出してみました。

DSC_0011kannzasi-nilyuusotuyou.JPGそして、このようなエレガンスなかんざしを挿していただけると、品のある女性を表現できるのではないでしょうか?

次に無地風小紋で少しばかりおしゃれ感を前に出したコーディネートを紹介してみます。

DSC_0001muzifuukomonnwoko-dhine-.JPGそれがこちらです。

先ほども触れましたが、入学式の装いとしてTPOに合ったものなのかは疑問視するところがありますが、このような着こなしが求められていることも事実で少し踏み込んだおしゃれを提案するものです。

着物は小格子柄の小紋で、遠くからは色無地になって見える新緑のグリーンを選択してみました。

DSC_0002kasumisounoobi.JPG帯はブルー系の色にカスミソウの花を描いたものです。

女性の優しさを添えたともりでしたが、こうして画像で見てみると若干地色が奇抜だったかもしれませんね。

帯の模様がお目出てい気持ちを表現するものになっていて、無地風小紋と組み合わせて門出の日を演出したものです。

DSC_0003 (1)sisilyuuerinilyuusotuyou.JPG華やかさを加えたくて、小模様の刺しゅう半衿を入れてみました。

DSC_0010kannzasi-nilyuusotuyou.JPGかんざしはカスミソウの花により添えるもので・・・

少し無理があったかもしれませんが、おしゃれが強調された装いかと思っています。

さて、ここで両者の装いうに面白味を加えてみましょう。

それは、背中の背縫いに入れる「飾り紋」というものです。

本来なら背縫いに家紋を入れて格式を高めるのが正統派の着こなしとと言えますが、若いお母様には家紋を知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

中には家紋を入れると普段に着れないと、けん制される方もいらっしゃって、ここに「飾り紋」を提案するものです。

DSC_0019sisilyuumonn.JPG例えば、背縫いの家紋の代わりに「いつ出の小槌」を入れてお祝いの形にしてみるとか、

DSC_0020sisilyuumonn.JPGこのような「カタクリの花」を背縫いにいれて季節や優しさを添えるというのも さりげないおしゃれの演出方かと考えています。

描かれる飾り紋は刺しゅうで描かれるもので、いろんな模様が用意されているんでよ・・・

オーダーメイドで入れることも可能ですが、色無地や無地風小紋に入れると面白味も増すことでしょう。

参考までに付け加えておきます。

とにかくいろんな着こなし法がある訳ですが、これも着物初心者には考えられる範囲が限られていて、私たちのような着物専門家に相談をしてみると、モヤモヤしていたものが整理できるのではないでしょうか?

入学式はお子様の同級生の親が集まる場でもあるので、手落ちのないように品格とおしゃれを忘れないようにして式典に臨みたいものです。

DSC_0013kinnpuu.JPGそして、もう一つ心がけたいのがお祝いをいただいた方へのご挨拶周りです。

内祝いをご親戚などにお配りするという方もいらっしやるかと思いますが、近くにお住いであれば着物で足を運ぶと、その意味合いも重いものがあるのではないでしょうか?

DSC_0012silyoukennfurosiki.JPGこのような吉祥模様が入った風呂敷に内祝いの品を包んでお渡しすると、ご自身の格も上がるのでは・・・

特に着物の場合は紙袋よりも似合うものがあるので、気遣いができる母親を演じてみることも素敵なことだと思います。

着物を着ることって、慣れない方には混雑なことかもしれませんが、一生に何度しか訪れない家族の節目の日を着物で迎えられたとしたら、それは家族の絆を深めるものがあります。

私たち呉服店さんはそのお手伝いをしたいと考えているので、どうか近隣の呉服店の力を借りてみてください。

まとまりのない記事にになってしまいましたが、参考になれば幸せに思います。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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