出来上がった4月号の情報紙をエリアを分けて回り始めることに・・・
先に山間部から回ろうと思って向かったのですが、考えが甘かったようです。
店の周りはほとんど雪が消えていて、革靴を履いて出かけると、車で20分ほど走ると、
あたり一面、雪景色。
アラレは降り始めるし、雪解け水なのか融雪の水なのかよく分かりませんが、町内の道路には水が流れていて、革靴で歩ける所ではなかったんですね~
つま先歩きしたり、水や雪の少ない場所を探しながらお客様のご自宅へお届けすることに・・・
雪で滑ることがあっても転ぶことはなく、空から振り落ちる雨やアラレを気にしながらも革靴の状態も気になり、とても疲れるものでした。
3月も半分が過ぎて春が来たことを喜ぶ私でしたが、少し先走り過ぎたようです。
それでも春は足元に近づいていて、店内はすっかり彩を変えました。
春です。春が着ました。
コートを脱ぐ捨て、ブーツも片付け、優しい日射しを浴びながら春と戯れたいと思っているのは私だけではないはずです。
そんなシーンに着物があることを考えてみて下さい。
入学式の準備に追われる人や、花見旅行のプランを考えている人もいれば、春のお茶会などの趣味の会をカレンダーに埋めたりしていらっしゃる方もいるかと思いますが、穏やかな春を着物でおしゃれしてみてはいかがでしょう。
季節の花を帯に取り入れてみたり、春色の帯〆を一つ加えるだけでも春に寄り添えるのではないでしょうか?
店では、そのような春に寄り添う提案が始まりました。
その始まりを小物から始めてみてはいかがでしょう。
何か一つ新しい品を揃えることで気持ちが弾むもので、そのお手伝いができればと考えているところです。
そして、店頭にはこちらの看板が立ちました。
和装「小物フェア」です。
春の着物の装いも含めて、かんざしや帯〆帯揚げ、草履やバッグ、そして着付けに必要な和装小物に至るまで、春にこだわってみたいと思っています。
どうか気軽にご相談ください。
ところでネットからのご注文が2月とは比べ物にならないくらいに増えていて、とても嬉しく思っています。
今日も和装小物13点セットを紹介させていただいた小物入れボックス箱や、数日前に着物コーディネートさせていただいた装いの引き合いが入ったりして、厳しい冬を味わっただけに感謝の気持ちの味が違います。
日本の四季を見つめながら店内の彩を変えていくことは簡単なことではありませんし、常に情報を出し続けることも負担に思えるところがあります。
しかし、旬を伝えていくことが店の役割でもあり、着物のお直しなどを快く受けることも地域の方と寄り添う意味で必要なことだと考えています。
それでも結果が出ないときがあります。
そんな時に、力を貸してくれた娘の「風呂敷の包み方レッスン」の提案は、まさに店の火付け役を担ってくれるものでした。
私は孫守りをするだけでしたが感謝しています。
客足が遠のいた季節があったから、深く大切なことを教えてくれたのでしょう。
訪れようとしている春を目の前にして、「今から、これから・・・」。
そのことを胸に収め、粘り強く自分を信じて春を動かしてみたいと思っているところです。
ここのところ自宅に戻るのが遅い日が続いて、今日こそは野球観戦をしたいと思ってます。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






