日本の社会は年度末。それに伴い職場の移動や定年を迎える方もいらっしゃることでしょう。
おそらく今週の週末あたりは、至る所で送別会が執り行われるのではないでしょうか?
長女も在籍している小学校の先生の離任式(送別会)に呼ばれたようで、心ばかりの贈り物を用意して向ったみたいです。
このような空気が漂う中で感謝の気持ちを贈り物に変えて用意される人も少なくなく、店の強みとしている風呂敷で受け入れ態勢を整えているところです。
そこで、これまでになかったポップな柄で大きさも70㎝幅という、比較的小さめの風呂敷を用意してみたので、それを紹介してみたいと思います。
まず最初に紹介するのは「ハチドリ」の柄。
この模様は、どんどん伸びる強い生命力を持つ蔦(つた)の中に、「自分にできるひとしずく」が何かを考え、行動することの大切さを伝える、南米のアンデス地方のお話「ハチドリしずく」を加えた縁起の良い模様です。
色はグリーンと黄色が用意されていて、お値段が税込¥1.080でもあり、心ばかりのプレゼントの品として使われてみてもよろしいのでは・・・
大きさは幅70㎝で綿100%の品となります。
模様のいわれが帯に書いてあるので、気持が伝わるものではないでしょうか。
これは同じタイプのもので「ねこととり」。
模様のいわれは、黒猫は近代以前の日本では「福猫」と呼ばれ、魔除け、幸運、商売繁盛の象徴とされていました。
また、干支の一つでもある酉(とり)は「お客様を取り込む」といわれ、商売繁盛の象徴として知られています。
こちらは、グリーンとピンクが用意されています。
そして左は「ねんりん」の模様になります。
いわれは、ひとつひとつ大きく成長していきたいという想いや、年輪が繫栄や長寿をイメージさせることから縁起が良いとされています。
こちらは「ブルー」のみとなります。
右は「風を聴く」をイメージした柄になります。
「風を躍る葉の生き生きした動きを表現するもので、その葉の間を通り抜ける見えない風の存在までも感じてほしい。」そんなコンセプトから生まれた模様だそうです。
いわれは、古来より、季節を問わず縁を称える常緑植物は、永遠の生命力と不老長寿を意味するものとされてきました。
色は「イエロー」のみとなります。
これらの文言は全て風呂敷の帯に書き記されていて、風呂敷の価値を高めているものだと考えています。
どれも税込¥1.080の品になりますが、模様や色合いも含めて魅力的に思えるのです。
贈り物に使ってみてもいいのではないかと思って紹介してみました。
そして、この70㎝幅の風呂敷を店の女性たちは風呂敷バッグとしてディスプレーしてくれました。
天井から吊り下げ、エアコンの風に揺られて、まるでアドバルーンのようです。
これを見たお客様は、呉服店ではないみたいだと関心していましたが、風呂敷のイメージを変える意味でも面白いアイディアだと思っています。
一方で、50㎝幅の風呂敷を金封として使う提案も始めてみました。(税込¥648の品)
水引や帯は当店で作らせていただくもので、その料金として別途100円が加算されますが、これもオンリーワンの金封としてユニークなものだと考えています。
柄数は豊富に用意されていて、いただいた側は小風呂敷としても使え、親しい人に生かしてみるのも面白いのではないでしょうか?
このようにして、風呂敷の活用法を贈り物として考えているところです。
「親しい人への心遣いを風呂敷で・・・」
これをキャッチコピーに頑張ってみたいと思っています。
是非参考にされてみてください。
今日は着付け教室もあり、久しぶりに来客の多い一日でした。
ではこれにて・・・
お休みなさい。