「夕顔」を描いたおしゃれな単衣用の染帯・そして草刈りが語りかけてくれたこととは・・・

   今日は地球の掃除をした日だと思っていて、早朝は町内の草刈りをし、その後、休憩を挟んで自宅の草刈りをしていたのですが、どうして草が生えるのでしょう。

それも遠慮なしに。

自宅の視覚に入らない北側の庭に立つと、うっそうとした草を見せつけられ心が折れそうになりました。

しかし、代わりに草刈りをしてくれる人がいないとなれば、放置しておくわけにはまいりません。

重い腰を上げて、地球の掃除だと言い聞かせながら黙々と片付けていくと、お昼前にはゴールにたどり着くことが出来ましてね~

ひとまずホットさせられましたが、日々の生活や仕事も同じことが言えるのかもしれません。

目の前に気にかかることが次から次へと芽を出し、それを後回しにしていると問題が大きくなって、心が折れそうになることがあります。

面倒でも草刈りのごとく、目の前の気がかりなことを取り除いていくことが、心を整理することに繋がるのではないでしょうか?

あれこれ考えずに行動に移すことに意味を持つことを教えられた草刈りだったかもしれません。

後遺症として腰のダルさが残りましたが、明日には回復することでしょう。

そして午後から店を開けたのですが、今日は店の常連さんや懐かしい人が訪ねてくださって、元気をいただけた日でもありました。

さて、これからが今日の投稿です。

DSC_0003osilyarenaobi.JPGこの画像は、単衣物の着物をおしゃれ着としてコーディネートしたものです。

合わせた帯は、単衣夏用として織られた小千谷紬地に、源氏物語で有名な「夕顔」を尾形乾山が描いた模様を帯に染めたものだそうです。

水色の色合いや模様が気に入って手にしたもので、とてもおしゃれな帯だと思いませんか?

フォーマルの装いにはなりませんが、スッキリした単衣用の小紋や紬に合わせると映えることでしょう。

ところで今回のゴールデンウィークは、娘たちが子育てで動けないこともあり仕事のことだけ考えて時を刻んだ連休でした。

その間に夏商戦の仕込みができたのではないかと思っていますが本番はこれからです。

そんな折に、経営のご指導をしていらったしゃる方が店に寄ってくれまして、少しお話を聞かせていただいたのですが、これまでの仕組みでは通用しにくい時代になっていることを感じさせられるものがありました。

物やサービスが市場に溢れていて、ネットなどで情報を流していても、なかなか実を結ばない現実があるようです。

ネットの世界の変化の速さに気づかされている訳ですが、しかし、ネットを無視できない時代になっているだけに、有効な生かし方が問われているとも言えます。

そんな背景の中で何ができるかを考えたときに、今の私にできることは限られています。

近道がないとしたら、亀さんであることを認め、コツコツと信じれることを積み上げていくことしかないのではないでしょうか?

それは、刈り取った草をどれだけ積み上がたかで、未来が見えて来るものだと信じたいです。

だから何が起きても諦めてはならないのでしょう・・・

時間が経つにつれて、腰に鉛が打ち込まれた感触が増してきています。

慣れないことをすると体が正直に反応しますが、心は晴れやかになるから不思議です。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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