寝苦しい夜にエアコンを付けたまま眠った日があり、それが引き金になったのか夏風邪を引いたみたいです。
少し咳をするようになり、身体が重くてしかたありません。
今日は記事を簡単に書き上げて、明日に備えることができればと思っているところです。
数日前に県外の方から子供ゆかたのことでご相談をいただきましてね~
女児のゆかたを反物から誂えることとなった訳ですが、その後に、男児ゆかたも用意したいとのことだったもので、それを紹介させていただきたいと思います。
子供ゆかたといば既製品が主流になっていて、ショッピングセンターへ行けばハンガーに吊るされたものが並んでいるかと思いますが、昔のゆかたとは趣が違っていて、戸惑いを感じていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたら、ご相談者もそのお一人なのかもしれません。
まず先にご紹介させていただくのは、大人ゆかたの2/3の長さの反物です。
これはお子様の身長よりも身丈の長さや裄を大き目に仕立てるもので、着る直前に縫い上げをして長さを調整するものになります。
縫い上げの世話がひと手間加わりますが、充分な生地の長さが反物にはあるので、身長が伸びても2・3年は着ていただけるような仕立てをさせていただいています。
既製品と仕立て上がりの形が同じでも、和裁士が仕立てをさせていただくので、仕立て方は既製品とは異なるものです。
そのことを踏まえて幾つかの男児ゆかたの反物を紹介してみましょう。
まず最初に、男の子の庶民的は柄として親しまれている、井桁絣(いげたかすり)柄のゆかたで、左が白地で右が青系もものです。
この柄は井の字形に組まれた井戸の壁の組木に由来した名なんですよ・・・
そして左側がブルーグレー系の「ねこ柄」で右がグリーンのサッカーをしている様子を描いたものです。
私的には、2-3歳から5-6歳までなら可愛い感じが致しますが、7-8歳になると男らしさを強調された方がいいかもしれませんね。
こちらになると、個性派好みと言えるのかもしれません。
黒地に近い地色に井桁絣を入れたものですが、模様に枠取りしているところに目が惹かれるものがあります。
そのゆかた地に絞りの正絹房帯でコーディネートしたものです。
ご相談者はお子様の着用日が迫っているので、既製品も紹介して欲しいとのことでした。
そこで、こちらの2点を用意させていただきました。
白地の井桁絣で5-6歳用にものです。
そしてもう一点は、トンボ柄を部分的にあしらった雰囲気の違ったものです。
こちらも5-6歳用のもになります。
どちらも正絹の房帯を合わせてコーディネートしてみました。
お客様のご要望に沿うものであればいいのですが・・・
北陸にかかる梅雨前線が激しい雨を降らすものになっていて、土砂災害警戒情報が出されています。
こんなに雨量が多いのは久しぶりのことで、大きな災害を引き起こすものでなければいいのですが、静かに見守るしかありません。
一方で台風3号が九州、四国を直撃していて、強風と土砂災害は生活を脅かすものになっているようです。
今回の子供ゆかたの相談者は台風が上陸した県の方で心配しています。
自然現象は私たち人間にはどうすることもできませんが、安全の確保だけは忘れないようにしなくてはなりません。
気象情報に耳を傾ける時間が続きそうです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。