着物の産地の中で、石川県といえば加賀友禅と牛首紬が知れ渡っていると思いますが、今日はご当地の着物でおしゃれを演出してみました。
その一つが石川県の紬としてもっとも有名な織物の牛首紬と加賀友禅の染帯で楽しい街着をコーディネート。
着物が伝統的な織物の縞柄にジャスの演奏風景を描き出した帯で組み合わせたものですが、遊び心があっておしゃれだと思いませんか?
特に加賀友禅の帯が楽しさを引き出していて、音楽好きな方には心が揺れるものがあるかもしれませんね。
肌色をベースに墨色の濃淡で描かれた演奏者のシルエットに、大人の味を感じさせられるものがあり、中高年の方でもおしゃれを楽しめるのではないでしょうか。
そして帯地の腹には流れ出る音符が描かれていて、ギターの帯留めでワクワク感を作り出してみました。
例えば、この装いでコンサートやクリスマスソングが鳴り響く季節にお出かけになると、誰もが振り向くんじゃないかな~
ギターの帯留めが余分だったかもしれませんが、牛首紬をこのような感じで楽しんでみるのもなかなかいいものですよ・・・
どちらも石川県で作られた品で、良心的なお値段であることも一言付け加えさせていただきます。
こちらも牛首紬の織物の着物になります。
無地系に縞織になった着物に西陣織のおしゃれ袋帯を合わせたものです。
濃いグレー系の帯を持ってくるとモダンさが出ますが、こちらもおしゃれな装いかと思っております。
薄地の着物に墨色の帯を合わせるというのは一般的なおしゃれの仕方です。
そこで帯〆と帯揚げの合わせ方に変化を付けてみました。
少し無理があったかもしれませんが、帯〆にブルーを入れてみました。
年代層が少し若くなりますが、面白味があるのではないでしょうか?
受け入れられないと思われる方が多いでしょうが、色合いの取り合わせにワクワク感があって惹きつけられるものがあると思っています。
度が過ぎているかもしれませんが、これくらいの個性を出されると楽しい気持ちになるかもしれませんね。
この牛首紬は無地感覚で着ていただけるので、帯の合わせ方で装いの雰囲気が変わることでしょう。
私の表現法にイエローカードが出されそうですが、参考にされてみて下さい。
ところで21日からの催事が近づいていて心が落ち着きません。
困ったものですが、これが展示会というものなのかもしれませんね。
マニアックな会で楽しんでいただけるように思っていますが、時間の許される方は覗いていただけると嬉しく思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。